コインバトール・プラハラード

結局のところ競争力とは、新たな優位性がどれくらいあるかではなく、いかに短時間でその優位性を組織の末端にまで根付かせられるかにかかっている。
既存の優位性についていくら評価を重ねたところで新しい優位性は生まれない。
戦略の要諦(ようてい)は、既存の優位性が他社に真似される前に次の優位性を生み出すことにある。
-[1942-2010] インド出身のミシガン大学経営大学院教授 コインバトール・K・プラハラード 1989年著『コア・コンピタンス経営:Competing for the Future』より-
政治的な話をするのはあまり好きではないけれど、今日の国会中継のように総理大臣以下、あまりにお粗末で低劣な、知性のかけらもないような問答で貴重な時間を空転させていることこそ、この国の国民にとって最大の不幸だと思うぞ。
まあ、政治は国民の鏡だからわれわれ国民も同罪だね。

首相や大臣がいかに弁解しようと、いかにマスコミの捏造(ねつぞう)を匂わせようと、役人や補佐官が「記憶にない」と言えば言うほど、このスキャンダルへの疑惑は深まっていくだろう。
民主主義政治の崩壊って言葉が現実味をおびていると思うぞ。

政治ってのは、フランスのマクロン大統領のように「2040年までにガソリン車ディーゼル車の販売を禁止する」とか大いなる目標をかかげることだろう。
あの発言の裏にはフランス経済界へのリーダーシップも当然あっての発言だろう。
それに比べて、あまりにわが国の政治屋さんは低レベルだと言わざるを得ない。
あれだけの事故が起きても、政治家が原発の将来像を語ることもなく、その間に東芝は危機的状態になってしまった。
具体性のあることを発信することもなく、借金だけは世界一になってしまった。
あげくのはてに、「特区」なるブラックボックスに、長年のお友達に大学建設の許可をだせばこりゃ疑われるに決まってるじゃん。なにも考えないイデオロギー集団はいまもムカシも「忖度(そんたく)」で動くものなんだ。そりゃ言ってもいないし聞いてもいないだろう。
往年の政治家なら、友人であればあるほど、疑われることは避けたはずだろうな。
それが政治家の高潔さ「ノブレス・オブリージュ:noblesse oblige」高貴さは義務を負うってことじゃないかな?
フランス語だからマクロン大統領に教えを請わなきゃいけないんじゃないかな?

でも政治家ばかりを責められないよね。僕らもみんな「他人まかせ」で忖度しながら、生きてやしないだろうか?
どんな時代でも、ビジネスやろうが公務員だろうがサラリーマンだろうが、自らの優位性は自分で作っていくもんだ。
このプラハラードの『コア・コンピタンス』って考えは日本じゃバブルのころに提唱されたんだけど、誰もまともにとりあっていなかったように思った。
バブル景気だったから浮かれてたんだね。でもいまでもこの理論は生きている。自分のできる範囲で行動しなきゃなにもかわらない。
どんな小さなことでもやってる人とやらない人では天と地の差がでる。
いちばんいけないのは、言うだけでなにもやらないことだと思う。いまの政治家みたいにね。


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コメント(2)

ZZRさん、家族団らんで「おおむら夏越まつり」を堪能されたんですね!マイホームで初の夏越まつりですか?
おっしゃるとおりの国会議員のセンセイだちのとんでもパフォーマンスでしたよね。
あれだけオウンゴール連発の自民党を追及すればするほど、自民党以上に支持率が落ちる民進党ってなんなんでしょうね?
あの国会議員のセンセイのレベルが我々国民のレベルだとすると、悲しくなりますね~。

こんばんは。今夜は大村駅前の夏越まつりに家族で行ってきました。
駅前通りに大勢の人、小中学生も多くて賑やかでした。
昨夜は大村湾花火大会を自宅屋上でバーベキューしながら観てました。
さて、コラムの話ですが、国会中継見てても、答弁する与党以上に、追及する野党の質問内容が拙なすぎて唖然とします。
時代劇の大岡越前を見てるような、「正直に白状しなさい」的な追及質問が飛ぶ度にため息がでます。
正直に白状するわけないから、言い逃れできない証拠を掴み、論陣を張って、勝てるケンカをしにいくのがオトナのタタカイだと思うのに・・・・。
まあ、国会議員は我々の代理人ですから、代理人のレベルの低さは
そのまま、(平均的な)我々のレベルの低さとイコールでしょうね。
我々は、国会議員に自分以上の高い能力やモラルと高潔さを求めすぎてるのかも。自分のことを棚にあげて・・・・。


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