マーシャル・マクルーハン

「メディア」はメッセージである。メディアというものは、人間が拡張していく装置なのだ。
将来、人間の記憶はの中に留まらず、外部へと出ていくであろう。
-[1911-1980] カナダのマスメディア研究者 ハーバート・マーシャル・マクルーハン1989年著『グローバル・ヴィレッジ――21世紀の生とメディアの転換』より
いま改めて読むとマクルーハンの言ってることは、現代の「クラウド」そのものじゃないか。
この本が書かれた1989年には、「クラウド」という概念はなかった。

マクルーハンの先見性はすごいとしかいいようがない。

この「バイカー修ちゃん」を読んでる人には釈迦に説法だろうけど、「クラウド」ってのは情報を自分のパソコンやサーバーに保管せずに、世界のどこにあるかわからないサーバーの中に置くことだよね。
いまや、プログラム(アプリケーション)ですらクラウドからダウンロードするよね。

マクルーハンは言語学者であってエンジニアじゃない。
彼が、30年も前に「クラウド」の概念を提唱していたことは恐るべき先見性だと思うぞ。

そのクラウドがVR(バーチャル・リアリティ)と結びついて、ゲーム化するなんて誰が考えたろう?
「ポケモンGO」がそうだよね。
はたから見ると、誰かに指示されて徘徊しているように見える。いや、見えるんじゃなくて、そうなんだろうな。
人間がどんどん「自己」を失くしてクラウド化し、AI(人工知能)の指示する「端末」になっていってる段階なんだろう。

人間は、ある段階から指示されなきゃ動けなくなっている。ナビがないとどこにもいけないようにね。
イデオロギーにそそのかされなきゃなんにもできない。
逆にイデオロギーに「死ね」と言われりゃ簡単に死ぬ。

そのインターフェイスが「スマホ」なんだよね。夜のバス停や地下鉄の駅で、全員が顔を青白く光らせてスマホの画面を無表情で見続けている光景はちょっとゾッとする。

アーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』のストーリーがまさにこのことだった。人間一人ひとりの個性は無くなるが、統一し進化した生命となっていく。
いまの新たなる世代は、ひとつの頭脳の端末化し、「人間群」という統一した生命体に進化していくのかもしれないな。

好むと好まずとね・・・。

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コメント(2)

ZZRさん、お久しぶりです。
いよいよ大村に家を建てるのですね。ちなみにZZR1100はいまでも健在で走っていますか?
僕のまわりもガラケーけっこういますよ。
新機種がないのがきついですよね〜。
まだまだハーフマラソン走る元気があれば大丈夫です!

こんにちは。お久しぶりです。
私は今もガラケーです。スマホは魅力を感じません。
コラムのご指摘通り、スマホに支配されるのは嫌ですね。
スマホやパソコンから入手するネットニュースなどの情報も玉石混淆だから、最後は自分自身の思考力、分析力、判断力が大事ですね。
ガラケーが段々肩身が狭くなりますが、私は電話とメールができれば十分です。あとはパソコンで情報入手します。
話は変わって、10月初旬に大村でマイホーム完成します。いよいよ長崎の人になります。
もうひとつ、11月の長崎ベイサイドマラソン、ハーフに出場します。とても目立つシャツで走りますね。

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