ジャック・モノー

きわめて保守的なシステムに対して「進化の道を開くきっかけ」を与えた基本的な出来事は、たんに微視的な偶然的なもので、それが目的論的な機能にどんな影響をもつかどうかには、まったく無関係なものであった。
-[1910-70] フランスの分子生物学者 1965ノーベル生理学医学賞受賞 元レジスタンスの左翼闘志 ジャック・リュシアン・モノー『偶然と必然』より‐
ちょっと訳文がわかりにくくてすいません。
本に書いてあるように記述したものですから。ジャック・モノーはつまりこう言ってるんですよ。

「進化のきっかけは、計画的なものではなくて、右往左往そのときの場当たり的偶然によるものだ」
ってことですね。

よくテレビで進化論を取り上げたりするときに、「生命の神秘」とか言って、いかにも神の手がからんでいるような崇高な進化の仕組みがかくされているように番組をまとめたがりますよね。
その方がおもしろいからね。でも現実はたぶん違う。

生命は「場当たり主義的」に右往左往しながら、その場その場で目の前の現実に対応し、30数億年のあいだ、絶滅と進化をくりかえしてここまで来てる・・・それが真相に近いと僕も思うぞ。

現在は30数億年の歴史から切り取られた薄い膜のようなもので、人間も含め生命は大方絶滅してて、ほんの一部がいま現在存在してるにすぎない。
ゴキブリやクラゲみたいに1億年以上も「ほぼ進化もしてない」完成形の生命もいれば、人間のようにあきらかに「異様な進化の途上」のような生命もいる。

おそらく1万年後にゴキブリとクラゲはまだ地球にいるだろうけど、人間がいる可能性は少ないと思うぞ。
このモノーの言葉からの教訓はただひとつ。
考えているフリをしてじっとしてるより、考える前に動けってことだよね。動けば問題がいろいろ出てくる。その目の前の問題を必死で処理していくうちに・・・ふと振り返ると、まったく違った自分になっているってことだね。

評論家に明日はない。評論家は昨日を語るだけだよね。僕らは明日を語り、今日行動しなければ意味がないし、生き残っていけない。会社だってそうだ。

過去のデータをもとにやるかやらないかを決めるのは銀行マンの仕事でしょ?

僕らは過去にやったことがないことをやらなきゃね。それを他人に相談したら反対されるに決まってる。やることは自分で決めなきゃならない。
目の前の問題を解決するときに、人間は最大のエネルギーを発揮するんだ。


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