ジョン・ラスキン

物を生産するのに、多くの「仕事」を必要としても、その仕事自体が楽しければ、費やした時間はコストでない。
楽しくもなく苦痛に感じる「労働」がコストなのである。
-[1819-1900] 英国の作家・美術評論家・社会思想家・社会主義者 ジョン・ラスキンの言葉-
「バイカー修ちゃん・今日の一言」の更新が滞りがちですいません。
僕が思うより多くの読者がこの駄文を読んでくれており、更新をうながされております。

昨日、長崎県海外技術研修員プログラムの終了の研修成果発表が行われました。
ベトナムから接客業を学びたいと、ラン・グエンさんという若い女性が九州教具ホテル事業部に半年間研修員として働いていただき、他の中国・ブラジルの研修員といっしょに発表プレゼンをしました。
長崎にやってきた半年前とは見違えるような見事な日本語でのプレゼンは、僕を大変感激させてくれました。

九州教具がなぜ女性活用や、多国籍な人材を活用し大きなコストまでかけて人財とするのか?とよく聞かれます。
慈善事業でやっているんじゃないんです。その基本的考えが私が敬愛するジョン・ラスキンの考え方にあるのです。
余談ですが、ジョン・ラスキンはあの児童小説『不思議の国のアリス』のモデルとなった少女アリス・リデルの家庭教師をつとめていました。

ラスキンは、「仕事」とは楽しみと創造性に満ちたもの。「労働」とは苦役である。と定義しています。
これは、同じ「掃除」という作業をしていても、東京ディズニーランドのお掃除キャストさんは「仕事」。
ロンドン・ヒースロー空港の有色人種清掃員の掃除は「労働」と言えると思います。あのやる気のなさは象徴的でもあります。
どちらも「掃除」しているのはいっしょです。

ところがいまの日本の「仕事」認識はどうでしょうか?
「仕事」を時間単位の労働としてしか定義していないように思うぞ。
国会中継を見ていると、テレビカメラの前で寝てる議員の多い事!
まともに質問と答弁のできる議員は、全体の2割くらいしかいないし、用語の間違いや誤読・物忘れの多さにはあきれるばかりだ。
担当大臣だって、ニヤニヤしながら質問議員を馬鹿にした、それでいてピントはずれの答弁をしている有様でしょう?大丈夫かニッポン?あんな人材しか政治家にはいないのか?

言っちゃ悪いけどもう少しまともな頭のデキの人間に「仕事」をしてほしいと、みなさんも思うでしょ?
わが社のホテルのお掃除キャストさんの方がよっぽどいい「仕事」をしていると思うぞ。
偉そうな社長さんでも創造性のない「労働者」はいっぱいいるし、お掃除キャストさんにも見事な「仕事」をしている人もいる。
政治家センセイには「労働者」が多いように見えるし、パートで働く女性やわが社の多国籍社員には、どんな作業でも「創造的仕事」にしてしまう人がたくさんいる。

「文化の時代」はここが大事なんだ。
「経済の時代」は見た目の職種が大事だった。でもその時代は終わり、「文化の時代」になったんだ。
「労働」と「仕事」の違い、わかりましたか?

さてあなたがいま行っているのは「仕事」ですか?「労働」ですか?

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