近代的個人が国家をつくり出すのではない。国家が近代的個人をつくり出したのである。
世界経済は、たしかにグローバル化しつつある。しかし、経済がグローバル化したからといって、国民国家はその力を失いなどしない。
ただ、国民国家は力を失うと信じ込んだ国が、その力を失うだけである。
‐[1971-] 経済産業省官僚・評論家 中野剛志 2008年著『経済はナショナリズムで動く』‐
この言葉は中野氏が2008年に書いた本にあった言葉だけど、2008年っていうと、原油価格が1バレル130ドルを超えて世界が恐慌になるんじゃないか?って言われてたころだよね。
日の出の勢いの中国の台頭で、世界はで、こわれかけた国内経済を立て直してきたんだけど、それが今じゃ原油価格が30ドルれ、10ドルあたりまで下がるって声もあるし、株式相場は半減の恐れ・・・。

すべては中国の財政が危機的になったことに起因している。
日本じゃアベノミクス効果が上がっているというプロパガンダがあるんで、こういう世界の情報すら取り上げない状況が続いてる。

おまけにオックスファムが発表したこの話・・「世界の金持ちトップ62人の資産と、下位貧困層36億人の資産が、同じ1兆7600億ドルである」て話も衝撃的だった。
62人=36億人ですよ。 世界はそこまで貧富の格差がついてるってわけだ。

こうなってくると、誰もグローバル化の恩恵なんか受けないことは明明白白なわけで、金持ちも国家も信用できず、信じられるのは民族主義と宗教的イデオロギーだけになっちゃった。
いまの「イスラム過激派」は宗教イデオロギーというよりも、かつての「共産ゲリラ」化してて、既存の西欧的ブルジョア思想を破壊ようとしてる。
「われわれを植民地化して生活文化を破壊し、自分達だけがのうのうと贅沢してる!」って思考なわけだね。
それが当たらずとも遠からずだってのが痛いところだ。

こうなると、オックスファムのいう36億人が過激派予備軍になってくるわけだと思うぞ。
人道的にも世界の大金持ちは、貧しき人のために財産をはきだせ!!って僕でも思う。
こんな根深い問題を「イスラム教原理主義が悪い!」という単純な問題にすり替えてはならないだろうな。

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