ダン・アリエリー

不正行為の多くは冷酷な一人の犯人ではなく、多数の人がちょっとした不正行為を自己正当化した結果として生まれる。
-[1968-] イスラエル出身で米国のユダヤ系経済学者・認知心理学者 ダン・アリエリー 2012年著『ずる―嘘とごまかしの行動経済学』より-
皆さん、明けましておめでとうございます。
『バイカー修ちゃん・今日の一言』も1999年11月から始まったのでなんと!17年目に突入です。
こんなに長くブログを書いているのは日本全国にもそんなにいないと思います。

この駄文ブログの出版の話も、何度も何度も、何社からもいただいているのですが、ネットで無料で読めるものを紙の本にしてお金をいただいていいものか?という思いから・・・ずっとお断りしています。
「最近、更新が減ってますよね?」とよく言われるのですが・・・はいそのとおりです!
業務多忙でなかなか更新ができないのは事実です・・・・いえ僕の怠慢です。

しかしながら、今年もよろしくお願いいたします。
しかし昨年は、国内外でいろんな「不正問題」がありましたね。

最大のショックは、なんといっても自動車業界の巨人フォルクスワーゲンのディーゼル車排気ガス不正問題でしょうね。これは僕も驚きました。
僕もBMWのクリーンディーゼル車に乗っているので他人事ではありませんでした。
しかし国内にも東芝不正会計問題や各種官庁の不正・データ流出、ユニクロやワタミのブラック企業問題など悪質な不正事件は枚挙にいとまがない状況です。

それとこれを声高に糾弾するマスコミや国民・・・・朝日新聞でも慰安婦問題のねつ造事件がありましたよね。
ここで思うのは「みんな自分の胸に手をあてて考えてみよう」ってことです。
われわれはフォルクスワーゲンや東芝やユニクロを批判できるのか?ってことです。

批判をするときつねに「第三者の私」は正義の側に立って上から目線でモノを言う。
僕らは毎日小さな不正を見て見ぬフリをして生活してるはずだと思うぞ。
その土壌が大きな不正を生む。
そのちょっとしたごまかしを「ずる」という表現でこのダン・アリエリーの本は表現してる。
「ずる」はズルいってことだよね。
今の世の中の不正は、大きな悪人がやってるというよりも、小さな見て見ぬフリという「ずる」が生んでいるってわけだね。

もっというと不正が増えたというよりも、不正に対して社会の目が厳しくなったという方が正解かもしれない。
例えばね、日本製バイクのカタログの「車輛重量」と実重量には20kgくらいの差があるって知ってますか? 1000ccスーパースポーツのカタログには185kgとか書いてあるのに実際量ったら205kgくらいある。これ業界の常識なんですね。この20年くらいで車輛重量はウソだらけってことになってる。
バイクは「軽い方がいい」に決まってるからですね。
ところが、外車の車輛重量はほぼカタログどおりだったりする。国産メーカーさん、これ立派な「不正」じゃないですか?
その証拠に最近は車輛重量を書かなくなった。

東芝だって、あの真面目そうなドイツ人の会社だって、やっぱり見て見ぬフリしてる人が大勢いたってことだよね。
その意味じゃ、全員犯罪の片棒かつぎってことだよね。
偉そうな正論を述べる前に自分のエリを正す2016年にしなきゃいけないと思います。

重ねて今年もよろしくお願いいたします。

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