マイケル・ポーター

企業の社会的な問題への関与には、「CSR(企業の社会的責任)と呼ぶべき段階であり、慈善としての寄付やボランティアに取り組む段階である。それはそれで評価できる。
しかし、これからはそれでは十分であるとは言えない。

我々は今、次の段階「CSV(共有価値の創出)Creating Shared Value」の段階へ移行しようとしている。
この段階では、企業の事業戦略と社会を結びつけるのだ。
社会問題を事業活動とは切り離して別の課題としてみるのではなく、事業戦略と一体のものとして扱うという思想が必要なのである。
-[1947-] 米国の経営学者・ハーバード・ビジネス・スクール教授 マイケル・E・ポーターの言葉-

みなさんは、CSV経営ってご存知でしょうか?
マイケル・ポーター先生の言うことを噛みくだくと、地域社会の要請を受けて、自らの体制も変えて社会貢献することで、地域社会にとっても自社にとっても利益を生む全体最適構造になることだと、僕は理解している。

今回、まさにCSV経営の事例があったのでご紹介します。
九州教具は、長崎県東彼杵郡(ひがしそのぎぐん)波佐見町の企業誘致の要請を受け、今年2月18日に「ホテル・ブリスヴィラ波佐見」をオープンしました。

これで終わればおもしろくもないので、一瀬波佐見町長のスローガン「来なっせ!100万人!」のスローガンを僕なりに考えることにした。
波佐見町は人口1万5000人の小さな町だ。ここに年間83万人が来るという。
さすが陶器の生産地だし、人口のわりには来る人も多い。これを100万人にするというんだね。
ホテルのオープンくらいじゃ達成できそうにもない。

じつは、東京でリコーの友人の花井 厚くんから「船橋さん、長崎出身のプロジェクション・マッピングのアーチストがいるから紹介しましょうか?ホテルのオープニングイベントに役立ちませんか?」と石多未知行氏を紹介されたのが昨年6月7日のことだった。

故本田宗一郎氏がよく通ったという、東長崎の「鰻屋」で鰻を食べながら名刺交換をしたら・・・なんと、石多くんは波佐見町の出身だった。
東京のど真ん中で、たまたま出会ったのが波佐見町つながり・・・・ありえない偶然でしょ?

これはもう天命と思い、波佐見に戻り一瀬町長に、「石多アーチスト波佐見凱旋イベント」を企画してはどうか?と相談したところ、予算・実行委員会・場所・・・いろんな問題を乗り越えて、先月10月31日にプロジェクション・マッピング波佐見『光絵付』として開催できました。

アーチストたちも手弁当で来てくれ、素晴らしい作品ができました。波佐見の陶磁器組合さんも協力・協賛してくれました。
実行委員会も立ち上がり、積極的に短期間で動きました。波佐見町が誇る国の文化財『波佐見講堂』を会場にすることも決まりました。

そして・・・肝心のプロジェクターは、株式会社リコーが、世界にまだ3台しかない、超高性能の試作機プロジェクターを3台とも無償で貸してくれることになりました。

みんなが最大限できることで協力し、九州の行政で初のプロジェクション・マッピングイベントを開催することができました。
参加されたアーチストにとっても、波佐見町が九州でのプロジェクション・マッピングの聖地となるでしょう。

結果、たくさんの人が波佐見町に集い、「来なっせ!100万人!」のスローガンに近づき、経済も潤うでしょう。
これこそCSV経営の見本なのではないでしょうか?
僕はそう思っています。
「人の役に立つ人間になる」この考えこそ、CSV経営の基本だと思います。


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コメント(5)

修ちゃん、こんばんは。今日、うちの娘を虹の原特別支援学校に連れて帰りました。その際、九州教具の社員さんとお会いしました。虹の原にも、OA機器を収めていたんですね。やはり、九州教具と社長とは、何かの縁で結ばれてますね。うちの娘の学校をどうか宜しくお願いします。

元山さん、足の捻挫はたいへんですね。はやくよくなることを祈っております。
カルドの朝食トレイ返却の外国人への対応の問題、ありがとうございます。
たしかにそのとおりだと思います。至急対応させていただきます。ご指摘ありがとうございます。

こんにちは。お久しぶりです。元山陽子です。私も、波佐見町のこのニュース、テレビで見ました。行きたかったのですが、都合があったのと、右足首の捻挫を10月2日にやったばかりで、治りが悪く、足首の装具もとれておらず、行く事が出来ずにいました。盛況に終わったようで良かったです。ところで、先日、12月4日に娘の学校でマラソン大会があり、前日のお昼過ぎ~5日の朝まで、ウィングポートにお邪魔していました。今回、前回の10月が足首の治りが悪く行けなかったので、久しぶりに泊まって、気づいた事をここでお話したいと思います。長崎は、軍艦島や、三菱のジャイアントクレーンなどの世界遺産を抱え、また来年長崎の教会郡が指定されますね。外国人のお客様も増えていますね。朝食の時、中国の方が食べ終わった食器を持ち、返却口の方へ行かず、部屋から出て、フロントに行こうとしていました。案内のお姉さんが気づかなければ、そのまま直接フロントに持っていっていたと思います。返却口のプレートをもう少し目立つ位置に持って行き、なおかつ、英語版のプレートを付けてみてはいかがでしょうか?案内のお姉さんが2人いても、いつも、お客様1人1人を見きれるわけではないと思います。それか、天井から返却口のプレートを下げるとかした方がいいと思います。日本人の私でも、しばらく行かないと、返却口がどこにあるのか分かりません。一度、社長自身で、朝食の時間に行ってご自分で確かめて見て下さい。これから、世界遺産効果で、外国人のお客様や、日本人のお客様も増えると思います。グローバル化は大切ですよ。検討、宜しくお願いします。

おお!ZZRさん、大村市に移住ですね!
それは楽しみにしていますよ。
続報をお待ちしています。

大変ご無沙汰して申し込みありません。家族みな元気て過ごしています。
イベント、事前に知っていれば駆けつけたかったです。
来年の年末には、大村で家が建つ予定です。
いよいよ大村人になりますね。

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