奇妙な身振りをして、人は浮き身をやつす。

何かになろうという人はなく、みんなもう何かになったつもりでいる。

‐[1749-1832] ドイツの詩人・小説家・科学者 ヨハン・ウォルフガンク・フォン・ゲーテ『温順なクセーニエン』第四集より‐

今日は、バイカー修ちゃん的「トヨタ自動車」のリコール問題を考えてみたい。

例の「フロアマットがひっかかってアクセルペダルが戻らなくなり、暴走したレクサス」や、「アクセルペダルが戻りにくくなって止まらないトヨタ」だ。これ別のリコール問題だそうだけど、「アクセルが戻らない」というところがコワい。

まるで暴走しすぎたトヨタ自動車を象徴する大事件だと思うぞ。

クルマっていうのはつくづく危険な商品だと思う。なんせ「人の命」を乗せているんだから。

人の命が大事だって観念は、どの国の宗教も共通だろうし、宗教のあるようなないようなとなりの共産主義国や独裁の「首領サマ」の国以外では「人命」は大事だ。

なんせとなりの国では、1996年2月に「長征」ロケットが発射台からそれて村に突っ込んで500人以上(!!)も死者がでたのに隠そうとしたんだからな。

いまだ日本じゃ知らない人が多いことにもダブルでおどろくけどな。

ま、日本はいまだ情報統制しているんだろう。

トヨタもとなりの国のように情報を隠蔽したりしないことを希望する。

クルマは衣料品と違って「究極の安全性」を求められる。

その意味において、「安けりゃいいや」ではとんでもないリスクをしょいこむことになる事例が今回のケースだろうな。

バイカー修ちゃんは、トヨタに係わる、エンジンの「ヤマハ」や、「デンソー」が素晴らしい会社だと思っている。

でも、トヨタにはこういう問題を引き起こす体質がもともとあったんじゃないかと思うのだ。

「ホンダ」や「スズキ」、「カワサキ」にもその性能とカリスマで世界中のマニアが認める伝説のバイクがある。「ソニー」も「キヤノン」も同様だ。

「スバル」だってこの不況の中大健闘している。

メイド・イン・ジャパンは素晴らしい。

でも、トヨタに世界が認める伝説の「名車」ってありますかね?

「トヨタ2000GT」?あれは企画から生産まで「ヤマハ」が作ったんでしょ?

これだけ造って、「プリウス」だけってのはちょっとさびしい。

クルマに厳しい評価をするっていうヨーロッパで意外なほど「トヨタ」は見なかった。

スズキ・スイフトや、ホンダ・シビックはけっこういたけど。

「トヨタ」が話題なるのは、「カンバン」や「カイゼン」や「利益」の話題が多かったような気がする。

「80点主義」なんていって、クルマそのものの評価があまり高くないような気もする。

トヨタはたぶん謙虚さを失ったんだろう。「メルセデスなにするものぞ・・」みたいな。

ゲーテの格言をよーく読み返すことが必要だ。

僕はバイク乗りなんで、四輪車もやっぱ運転が楽しい方がいい。

今乗っている「BMW」は一日1000キロぶっ通しで走っても、楽しいんだ。

ところが、「セルシオ」は100キロも走ると眠くなってくる。

操縦性もスポンジーでおもしろくない。ブレーキも甘い。

こうなると運転は労働だ。

別の例でいうと、代車で借りた「スズキ・スイフト」はボディがしっかりしててとても運転が楽しかった。

こりゃ本当にいいクルマだと思う。

僕が個人で買うとしたらコレを買うかもしれない。バイク的なレスポンスだ。

しかしまた、代車で借りた「トヨタ・ヴィッツ」はとんでもなくルーズなシロモノだった。

ヤスモノ感満載の操縦性だ、なんだこりゃ?!

同じようなクラスでなんでこんなに差があるの?ってカンジだ。

なんか外見は立派だけど、肝心なトコロに金がかかっていない ように感じる。

トヨタとは高い買い物だったクルマを「コモディティ化」してきた会社だ。

「コモディティ」ってのは日用品だ。それがトヨタのお家芸だ。

しかし、クルマは命がかかった商品だ。

単に安けりゃいいって商品ではないと思う。

やたら車種を増やすのはいかがなものか?

ひとつのクルマを熟成させることがおろそかになっていないか?

トヨタのマーケティングはそのセグメント分けがすごいことで有名だ。

でも、「売るための商品」として割り切りすぎていないか?

僕なんか、あのトヨタの軽薄なCMを見るだけで欲しくなくなる。

「レクサス」がこれほど売れていないのはなぜなのか?

「コモディティ化」(日用品)がお得意のトヨタが高級車を目指すなんて間違ってないか?

ホンモノの高級品は自分のことを『プレミアム(高級)』なんて名乗ったりしないもんだ。

しかしながら、トヨタには素晴らしい人材がたくさんいると思う。

「プリウス」が先進的な商品なのはまちがいない。クルマとしてもとてもいいと思う。

その気になれば圧倒的なものを創るポテンシャルがトヨタにはあると思う。

であれば、この問題は経営者の経営的哲学と商品哲学に起因しているんだと思う。

これほどの長い時間をかけて、「トヨタ」というブランドに、「ホンダ」や「ソニー」や「キヤノン」のようなプレミアム感を世界中の人があまり感じていないように思うからだ。

たくさん安く作って売りまくることが優秀な自動車会社って言うんなら「GM」「フォード」もかつてそうだった。

その意味でトヨタの再生は大変厳しいと思うなあ。

僕は個人的にトヨタのクルマにはいつも「?」がつく。

「レクサス」にいたっては理解不能だ。どこが「おもてなしのプレミアム」なんだ?

コレより「スズキ・スイフト」の方が数段高級感のある操縦性だ。

いくら「エコカー」の時代でも、クルマは運転して楽しくなけりゃ意味がないでしょ?

つまらないものを作るからお客が離れていくんだと思うぞ。

何を考えてこれ作っているんだろう?って不思議に思う。

「スバル・レガシイ」はとても感性にあってて、BMWとどっちにするか迷ったくらいだ。

「スバル」がトヨタの影響を受けないように祈っている。

 

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コメント(2)

tatsuさん、いらっしゃい!
ありがとうございます。
書いてることがあまりに過激なんで、「こんなこと書いて大丈夫なんですか?!」って読者メールをいただいたくらいです。

でも、僕はトヨタさんの下請けで本当に苦労されている方々も知っています。
「空前の利益」でわが世の春だったトヨタさんの立派な「カンバン」の元に泣いて利益も出ない下請けさんや孫受けさんがたくさんいるんです。

なんか違うと思うんですよ。
ユーザーをなめちゃいかんと思うんですよ。
スズキやスバル、BMWのクルマは外観や内装はけっこうチープなんですね。
でも中身がシッカリしてる。

トヨタは逆だ。トヨタ最高級車ってふれ込みで、外観はベンツより高級感があってゴージャス。
なんか名古屋的なしゃちほこゴージャス!
エンジンは静かなのにオドロキ!!
でも、何か足りないんだよなあ・・。

中身はちょっと・・、足回りがクタビレるのもはやい気がする。
たった7万キロ走ったくらいでダンパーが効かなくなってきたし、新車のころからの足回りのギシギシ音は結局取れずじまい。

「電子制御なんとかサスペンション」っていう能書きはいいから、もうちょっとしっかりしたものを付けた方がいいんじゃないのか?

BMWはコレと逆ですね。操縦性がいいでしょう?!
あんなにキビキビ動くことに感動しますよね。3も5も7も!
さすがバイク屋の造ったクルマだって感じ。
古くなってもクタビレない。シッカリ感がいつまでもある。
これはベンツやVWも共通してますよね。
僕はtatsuさんが教えてくれたあのUSEDのVWゴルフⅡが今でも忘れられません。いいクルマだったなあ。
コピー機の納品までやって、丈夫で長持ち・馬車馬のような色気なしのゴルフⅡが大好きでした。
あんなショボいエンジンで180キロで巡航してもまっすぐ走るシッカリ者でした。
雨ざらし手入れなしでぼこぼこでしたが最高の相棒でした。

ベンツ乗りのtatsuさんが、BMWに乗るなんてオドロキです。
昔、tatsuさんが「メルセデスベンツSL500」で会社に来たときのあのカッチョよさは忘れられません。
スポーツカーとはかくあるべき!って感じですよね。
おいしんぼtatsuさんの舌に間違いはないので、今度グルメツーリング行きましょうか!

修ちゃん、国産車の現状に対する単刀直入な記事を有難うございます。
実に的を得ており凄く気持ち良いのは私だけでしょうか?
よい考えも、知っていることも実行されて、知恵となる。
その上に反省と改善と心を加え実行する。
このくり返しが徳を積むこととなる。
何かが足りないのでしょうね、「世界のTOYOTA」と言っているトヨタさんは。
そういう私たちも同じ荷の前を踏まないように意識と行動のキャッチボールを忘れぬよう心をきたえなければなりませんね。
PS.私のE39もUSEDの割には中々楽しく走ってくれます。今度一緒に車でのツーリングを楽しみながら旨いもんでも探しに行きませんか?

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