僕はジョギングで身体を鍛えるなんて大きらいだ。
レーシングマシンのライディングはボウリングするぐらいの体力があればいいのさ。
‐[1954-] イタリア出身のGPライダー1981年世界GP500世界チャンピオン マルコ・ルッキネリの言葉‐
"ラッキー"マルコ・ルッキネリなんてほとんどの人は知らないでしょう?
僕のヒーローなんです。今じゃ同じイタリア人の"ドクター"バレンティーノ・ロッシ、80年代からなら、"ファースト"フレディ・スペンサー、"ステディ"エディー・ローソン・・スターライダーがいました。
http://www.highsider.com/textlager/italy_textlager/Lucchinelli_83_08.htm
ヨーロッパじゃライダーは超メジャーなアスリートですが、日本では・・・マイナーです。
サッカーの「ヒデトシ・ナカタ」なんてだれも知らないけど、MotoGPのライダー「ダイジロー・カトー(加藤大治郎)」はだれでも知っている。
イタリアのミザノには"viale daijiro kato"(加藤大治郎通り)って道があるぐらいだ。
僕が大学生のころ、バイクが好きでバイクばっかり乗っていました。
そのころは"キング"ケニー・ロバーツというアメリカ人の天才ライダーが3年連続世界チャンピオンで華麗なるライディングフォームで「ハングオン(正しくは"hang‐off")」でお尻をズラしてヒザを路面に擦り付けて走るライディング・・バイク乗らない人も見た事あるでしょう?
当時からバイクブームが盛り上がりだし、ライダーには絶大な人気でしたが、バイカー修ちゃんはそのアメリカンっぽい明るさが性に合わず、ヨーロッパ人のライダーが好きだったんです。
そこにでてきたイタリア人ライダー、スズキのスターライダー「マルコ・ルッキネリ」。
今日の一言みたいにうそぶくくせに、意外と信心深い一面もある。
レーシングスーツの下にはカッターシャツ!とネクタイ代わりに赤いバンダナ!!を締めているおしゃれな出で立ち。
感情の起伏も激しく、1980年西ドイツGPで500cc初優勝の時は大泣きした。
タバコくわえながらのシャンパン・シャワーはさすがにラテン的。
NAVAのヘルメットには☆マークに"Lucky"の文字がすんばらしくカッコイイ!!
この人のおかげでNAVAのヘルメットは世界中で売れまくった・・・その「NAVA」も今じゃ倒産しちゃったけど。
日本人ライダーなんかにはマネのできないカッコヨサ。
パドックでNAVAのヘルメットを後ろ前に半分だけかぶって闊歩し、ポップミュージシャンでイタリアの国民的スターだった。
決勝スタート直前・・・、選手たちがマシンにまたがり腕組みをして精神集中している中で、「エアギター」やって頭振って歌っている・・。
求道者アスリート的真面目な日本人ライダーからみたら「宇宙人」のような天衣無縫さ。
それなのに走りはすさまじくて、無敵ケニー・ロバーツを下して81年世界チャンピオンに!
"キング"ケニー曰く「あんな無茶なマルコが転ばずに走れるのは、たんに運がいいからだ。」
って言わせるくらい、手がつけられなかった。
しかし、ここから彼の転落人生がはじまる。
翌年、莫大な契約金でスズキからホンダに移籍するも、ルッキネリなき後のスズキのエースライダー、同じイタリアのフランコ・ウンチーニと激しいトップ争い中に大転倒。
それから精彩を欠き速く走れなくなって、麻薬事件まで起こしてしまった。
日本ではあまり人気のないこのルッキネリの浮き沈みの激しい人生、あまりにもイタリア人らしい人間くささが大好きなんです。
マルコ・ルッキネリは麻薬におぼれて再起不能かと思われたけど、イタリアのメーカー「ドゥカティ」を駆り、再びスーパーバイクチャンピオンとし復活しました。
ライダー版「ロッキー」みたいなこの人がバイカー修ちゃんのヒーローです。
今でも・・・バイク乗っているとき、気分はマルコ・ルッキネリなんです。


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