「私は見たい」それがすべて。
‐[1902-2003] ドイツの映画監督・女優 レニ・リーフェンシュタールの言葉‐
レニ・リーフェンシュタール・・この美しい女優であり映画監督を知っていますか?
そのきらめく才能を発揮した場所と時代をまちがったために黙殺された不幸な女性・・。
彼女の創造した作品は「ナチスドイツ」そのものだった。
ナチスの党大会を記録した1935年作『意志の勝利』をあらためて見た。
続いて1936年「ベルリン・オリンピック」の記録映画、1937年作『オリンピア』も見た!!
もう何回目かなあ。
じつはこの二作、素晴らしい映画なんだ。とくに『オリンピア』は美しい。
とても74年も前の映画とは思えない。スローモーションを多用し、アスリートの顔のアップも多用。
素晴らしいカメラワークで、これがカラーだったら現代の映像かと思うばかりだ。
どっちの作品も「TUTAYA」にあるよ。
しかし皮肉なことに彼女の傑作は、ナチスのプロパガンダにされ、20世紀の不幸へとつながっていく。
ナチスやヒトラーのコスチュームが美しく、すべてに様式美がただようのはヒトラーが芸術家志望だったからだろうし、党大会が恐ろしく壮大で150基のサーチライトで夜空を照らす「光の神殿」なんかはヒトラー自身が建築家を夢想し、建築家アルベルト・シュペーアに夢を託したんだろうな。
しかしながら、ナチスに協力したのは「その時代に生まれた」からだし、それが罪なら今のアメリカの映画監督も同罪だ。
もっとこのリーフェンシュタールの作品そのものの芸術性が評価されてもいいと思うぞ。



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