ウィリアム・シェイクスピア

この世界はすべてこれ一つの舞台、人間は男女を問わずすべてこれ役者にすぎぬ。
- [1564-1616] 英国の劇作家・詩人 ウィリアム・シェイクスピア 「お気に召すまま」第2幕第7場の台詞-

ご存知(って知らない人も多いか・・)シェイクスピアの「お気に召すまま」から、ヒロイン、ロザリンドの家臣ジェイクイーズがつぶやくこの言葉。シェイクスピアの人生観なんだろうなあ。
僕らは本当に役者だと思う。
男性ならば、社会的役割、父であり夫であり、友人であり、情けない酔っ払いだったりする。
女性においても母であり、妻であり、にっこりわらってお姑さんといかにも仲のよい「擬似親子」を演じていたりする。
男にとってスーツというのは「男性」を演じるコスプレに過ぎず、女性にとってのパンプスも同じく女性を演じるツールに過ぎないんだろうな。
いくつものスイッチと演じる役者の顔をもつ三流俳優・女優。これが僕らの本質なんじゃないかっていつも思う。
だから、テレビに映った自分の姿を見てすごく気分が悪くなるのは、「演じている自分」を客観的に見せつけられるからだろうと思うんだ。
人間ってつくづくホンネでは生きられない動物なんだよね。
いや、「ホンネ」なるものはもともと存在しないのかもしれない。
一歩ゆずってホンネなるものを、ちょっとかいま見てみると・・そのおぞましい、怠惰な、いいかげんな、無気力な、ずるい、自分を見るのは耐えられないもんね。
だから、一生役者を演じているんだよね。
周りの人に「いい人」って思われる人生、それもまたよい人生なんだと思う。
たまには違う役を演じてみたいと思うこともある。
それを満たすのが「社会的地位」での自分なんだろうな。
「働く」ってことはそういう意味でも大事なんだと思うぞ。

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