本田宗一郎

そりゃあ、「一言」で言うと何だ?
-[1906-91] 静岡県出身の本田技研創業者 本田宗一郎 の口癖-

先般、ホンダのハイブリッドカー「インサイト」をホンダの6代目社長、福井威夫さんがコメントしているニュースを見てた。
バイカー修ちゃんは、経済人でだれが好きかって聞かれたら、もう迷うことなく「本田宗一郎」って答えるね。
僕がバイク好きだってことももちろんある。しかし最大の理由はそのキャラクターと人がらだね。
経営者も超ビッグネームになってくると、だんだん「偉人」になってくるでしょ?「人格者」になってくるでしょう。
それはそれですばらしいことだし、人格者じゃないとゼロからはじめて巨大な組織をつくりあげていくことなんてできはしない。
でもこの本田宗一郎さんは日本人には珍しい人だよね。今は「YouTube」があるから彼の肉声や表情を見ることもできる。いい時代になったよねえ。
それを見てほんとに思うんだ。こりゃ「町工場のオヤジ」じゃないのか?って。
ま、よく比較される松下幸之助さんとはまったく違う、別世界の人みたいだ。
そこがこの「本田宗一郎」の愛すべきところなんだよなあ。
ホントに日本のエジソンだね。
天才エンジニアであり、浜松の発明家だし、アウトローの経営者だ。
本田さんは「天才的エンジニア」であった半面、欠落した部分も多かったらしいことはご自分も認めていらっしゃる。
藤沢武夫副社長あっての「ホンダ」だってのは有名な話だ。
でもね、ここまで人から愛され、盛り立てられ、まごうことなき世界企業になった浜松のエジソンは、ある意味日本一の出世男、豊臣秀吉を超えていると思うぞ。
日本人にとってもっとも苦手な「独創性」で世界企業を築いたのは「ホンダ」と井深、盛田の「ソニー」くらいでしょう?
紳士的でスマートな井深さんや盛田さんのソニーにくらべ、お世辞にも破天荒でお行儀のいいとはいえない本田さんは現役の頃、日本の経済界でかなりの批判を受けていた。
しかしね、じつはすごい勉強家だった。
ご本人も現代の豊臣秀吉だってことは意識されていたと思うなあ。

だから秀吉の轍は踏まなかった。
藤沢副社長とスパっと引退されたんだ・・・世襲もせずに。
つくづくすごい人だと思うなあ。
ちなみに、世界のバイク雑誌の同時アンケート「二輪の歴史でもっとも貢献した人物は?」って問いに、どこの国でもダントツ1位で「本田宗一郎」ってなってたなあ。
でも、最近のホンダはちょっと「いい子」になりすぎて、肝心のバイクも欲しいってものがないんだよねえ。
ワイルドな「ドゥカティ」や、絶世の美女マシン「MVアグスタ」より魅力のあるバイクがない。
それがちょっとさびしい。

たぶん本田宗一郎さんもさびしいにちがいない。

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