マイケル・ポランニー

人間の知識について再考するときの私の出発点は、「我々は語ることができるより、多くのことを知ることができる」という事実である。

――これを「暗黙知」と呼んでいる。
-[1891-1976] ハンガリーの物理学者マイケル・ポランニー『暗黙知の次元──言語から非言語へ』-より

2008年もいよいよあと一日で終わりです。
今年も本当にお世話になりました。しかしながら、大方の人にとって、不安な一年だったと思います。
2009年は景気は一段と悪くなると言われていますよね。
でも、これは新たな時代の始まりだと信じましょう。
バイカー修ちゃんはよく「暗黙知」もしくは「暗黙値」って言葉をよく使うんです。みなさんからもこの言葉への質問がかなり多い。
これまでは「経済至上主義」でまさしく「形式知」の時代だった。
会社は大きい方がよい。カネはたくさんあったほうがよい。会社の目的は「儲かる」こと。ま、単純ですな。でも現実は格差がついて、毎日の生活すらおぼつかない人がたくさんいる。
でも、これからは「暗黙知」の時代だと思う。たとえばあなたが人を好きになるとする。
なぜその人を好きになった?高学歴だから?収入が高いから?違うでしょう?「なぜ」好きになったのか?この理由を考えるだけでもなかなか難しい。
形式知で人を判断すると、少数の人しかむくわれないんだ。人にはいろんな「良いところ」がある。
人の判断はもとより多様なものなんだ。
その多様性を認めてこなかった時代が長く続いた。これがまちがいのもとだよね。
これからはこの「多様性」を尊重する時代が来るだろう。
真のグローバル化とは、アメリカが決めた同じ単純なルールで競争することじゃない。
小さなエリアでじつに多様化した人々が世界にはたくさんいる。
この人たちの考えを広く知る手段、これがグローバル化であって、考え方の多様性を認める社会、これがグローバル社会だろう。
女性が顔を隠す文化がある。「女性に対する差別だ!」ってどなるんじゃなくて、「そういう文化なんだ」と認める。
そのふところの深さが暗黙知だと思うんだ。
自分の国の神様しか認めない国が、爆撃で多くの人を死なせてる。
こんな憎しみの連鎖を半世紀も続けてなにも解決していない。
いいかげん、「書いてあるものしか信じない」っていう文化をどうにかすべきじゃないかと思うんだけどな。
みなさん、2009年はよい年でありますように。
また、バイカー修ちゃんを今後ともよろしくお願いいたします。

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