松下幸之助

君な、人間の肉体に合わせて峠のお茶屋さんがあるんやで。

お茶屋さんがあるところではちゃんとゆっくり座って、お茶を飲んで、甘い物を食べてくつろげばいいんや。

しかしね、目は絶えず目標を見ておかなあかん。

それが社長やで。

ああ、この饅頭はうまいと言って、饅頭にだけ没頭していたら、本末転倒やで。
‐[1894-1989] 和歌山県出身のパナソニック創業者 松下幸之助の言葉‐

またまた松下幸之助さんです。この人の言葉はほんとに奥が深いですね。
この言葉好きなんです。毎日もんもんとして生きているのですが、ふと気付くと仕事に追われ私生活に追われ、余裕のない毎日を過ごしています。
新聞を開けば悪いニュースばかり。長崎では、ついに「長崎キヤノン」の工場建設が延期となり、県や町では上を下への大騒ぎになっています。
「米国発金融恐慌」の影響はこんな日本の西のはての田舎にまで影響するんですね。
こういう時期に目標をたてるのは本当に難しい。
やはり「身の丈にあった」成長を目指すべきだとつくづく思う今日この頃だぞ。
小さいとはいえ、企業経営に携わっていると、「急成長」、「上場」、「賢い金融投資をしない経営者はバカ」、マスコミやまわりはあおってあおって企業から個人まで、やれ土地だ株だ、出店だ、と血まなこになっていた。
「夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡・・」はじけてはじめてバブルだってわかるんだね。
個々人や企業単位では「合理的」に考えた意思決定も、マクロレベルになったら明らかに「リスク過多」になってしまっている。
これを「合成の誤謬(ごびゅう)」って言うんだなあ。
経済学部の学生は、これをもとにレポート書くといいレポートが書けると思うぞ。
まあ、先は正直見えない。事業計画も修正しなきゃならない。
今は「峠のお茶屋さん」で甘いものでも食べて、先の目標の再確認をしなきゃならないようだぞ。

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