始まりと呼ばれるものは、しばしば終末であり、 終止符を打つということは、新たな始まりである。
終着点は、出発点である。
-[1888-1965] 米国出身で英国に帰化 詩人・劇作家 1948年度ノーベル文学賞受賞者 トーマス・スターンズ・エリオットの言葉-
ひとつの時代の終わり。閉塞感。混沌。虚無感。怒り。無気力。
こういう気持ちで充満しているように感じる。
そういえば一足先に「近代」を迎えたヨーロッパはこういう停滞を、やっぱり一足先に経験している。
先般上野の西洋美術館でハンマースホイの絵画を見たけど、このようなものを感じたな。
ノーテンキなアメリカの時代はふっとんだ。さて心のよりどころはどこだろう?
話は変わるけど、なぜ大河ドラマの「篤姫」はあんなに視聴率が高かったんだろう?
考えればすごい時代だった。260年続いた武家社会をたった10年で破壊して、近代国家に変身したんだ。
薩摩は江戸幕府を転覆させたけど、自分が支配者にはならなかった。
ま、いろいろ裏はあったさ。でも、人財は排出してもそれは薩摩ではなく「日本」のために働いた。
田舎モンが首相になり、田舎モンがバルチック艦隊と戦い、田舎モンがコサック騎兵と戦った。
かつて「とてつもない日本」をつくったのは田舎モン、はみ出し公家、浪人、あぶない旗本、下級武士や町人、心ある大名、まいろんな人がいた。
では現代、いろんな人がいるようで・・・これがいないんだな。
封建社会で画一的だと思ってる時代に百花繚乱の人材がいて、戦後豊かな、世界に冠たるニッポンの教育を受けた民主主義の申し子たちに人材がいないとはこりゃどうしたことだろう?
それともこれからでるのかな?
エリオットの言葉を信じよう。「終わりは始まり」なのだ。これから始まるんだ。
胎動は始まっている。



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