勝海舟

評するも人、評さるるも人。
- [1823-99] 幕末・維新の政治家 勝海舟「氷川(ひかわ)清話(せいわ)」より坂本龍馬の西郷隆盛の評の感想-

これはね、勝海舟が晩年に話したことをまとめた本「氷川清話」の中にでてくるエピソードなんだ。
勝が龍馬に「西郷ってどんなやつだと思うかい?」って聞いたときに龍馬が「なるほど西郷というやつは、わからぬやつじゃきに。少し突けば少し響き、大きく突けば大きく響く。もしうつけなら大うつけで、利口なら大きな利口じゃろう」って答えたっていうんだな。
これに感心して勝は、「評価されるやつも大物だけど、評価する方も大したやつじゃのう」って思ったっていうんだな。
まさしく、この二人を評価する勝自身も大物だったわけだ。
コレに対していちばんアテにならないのが「一般大衆」の評価だな。
「民衆の支持」とか「人民の意志」って国によって言い方は違うけど。
あれほど熱狂した「小泉改革」を支持したのは大衆だ。今じゃそれを批判してる。
株式や証券投資っていう「儲け話」に熱狂したのも大衆だ。「賢い資産運用」なんてウマい話にのせられて、「自分は賢い」なんて思ってるサラリーマン退職組や中小企業の経営者がコロっとやられた。
バイカー修ちゃんはって?僕は「儲かりやすいことはしない」ってポリシーなんでいっさいやってません。
こんな危うい「一般大衆」に判断を仰ぐ民主主義の危うさが、この「金融資本主義」のエネルギーの源になっている。
まあ、一人の独裁や、ねじまがったイデオロギーに染まった党の政治はもっとヒドいんだけど。
ヤケドした人が世の中にいっぱいいる。ローン地獄に陥った人。株で損した人。
そしてみんな「他人事のように」政治や金融を批判する。「悪いのは社会のせいだ!」なんてね。
評するも人、評さるるも人ですなあ。

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