2008年06月29日

塩野七生

宗教がかくも長きにわたって存続できるのは、いっこうに成果が表れないがゆえである。
-[1937-] 東京出身のイタリア在住の作家 塩野七生の言葉-

これは文芸春秋の2005年4月号倫理と宗教という中で塩野七生さんがおっしゃられた言葉なんだ。
「信じる」ってなんなんだろう?
宗教を例に考えるとそれが少しは見えるかもしれない。この現代社会に宗教を信じるということは、けっこう難しい問題がある。
処女のまま子供を生んだってのも信じがたいし、信じてもいっこうに効果があらわれないし、新興宗教がすべて悪いとはいわないけど、犯罪が多いことは認めなきゃならないでしょう?
なのに宗教がもとで戦争はおきるし、どこの国にも政治と密接につながった宗教団体がある。
宗教を道徳だってわりきっている人もそれはそれでいい。
ブタを食べちゃいけないとか、女性が顔をあらわにしちゃいけないなんてのも、それなりの理由があってのことなんで、前時代的だとか、女性虐待だなんて言っちゃいけないんだろうな。
宗教は古いものほど信頼性も高いようだね。
共産主義は宗教の自由を認めないけど、「共産主義」そのものが、宗教化しているからだろう。
しかし、これら宗教にハマる人はあとをたたない。やはり人間はなにかを信じないと生きていけないという証だろうな。
「効果の表れない」ことは信じるに値しないという考え方もあるんだけど、「いまに効果が表れる」という期待族もまた生み出すんだよね。
非科学的だと切って捨てるのはかんたんだ。
でも、理由のいかんを問わず人っていうのはそのように摩訶不思議なものにすがらないと生きていけないものだっていうのも、よくよく理解する必要があると思うぞ。

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

コメント入力フォーム

(朝礼ネタ・スピーチに名言コラム〜社長ブログ・今日の一言 にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

フォーム