光田明正

歴史を振り返ってみると面白い。元朝は圧倒的な軍力をもって金を滅ぼし、南宋を打倒した。しかし、基本的には蒙古風を堅持していたのである。その結果、ひとたび許容できぬと漢文明が判定し立ち上がると、その掃去は速い。元の順帝の退去を「北走」と言い、歴史が何より大事な中国で、元史の編集が粗雑に済まされたことは、漢文明に融和しなかったものに対する感情を微妙に表していると言えよう。
-[1936-] 台北出身の桜美林大学孔子学院院長 光田明正「中華の発想と日本人」p41より-

今日のバイカー修ちゃんは光田先生の著書から引用させていただいた。光田先生はバイカー修ちゃんが最も尊敬する先生だ。東大経済出身で文部省一等書記官、そして大学で教鞭をとられている。バイカー修ちゃんの恩師のような人だ。先生が瑞宝中綬章受賞祝賀会にも呼んでいただいた。聡明で記憶力抜群でユーモアのセンスにあふれてる。教養人とはこういう方を言うんだろうな。この光田先生からいただいた「中華の発想と日本人」という本。これに今ハマっている。すごくおもしろいんだ。なんせ先生は台湾の出身だから「中華」という概念がネイティブにわかるんだね。バイカー修ちゃんはむかしから中国の歴史においてモンゴル人チンギス・ハーンの興した「元」がなんで軽くあつかわれているのかな?やはり中国人にとってモンゴル人の支配は屈辱だったのかな?なんて思っていた。しかし、これを読むと、中華とはいろんな民族の総称で「漢文明」という大きな文明が存在するとがよく理解できる。この本は中国人を理解するのにこれまで読んだ中で最高の本だと思う。・・で光田先生はお酒も強くて、飲んだ席で聞くお話がまたおもしろいんだ。僕は光田先生の話を聞くのが楽しくて、先生を乗せて海の近くの料理屋でおいしい魚料理を食べながら、中国のこと、国際化のこと、昨今の世界情勢、おいしい魚の店の話、また女性との会話のスマートで楽しくて品格のあること、こういうことを光田先生に学んでる。尊敬する方がいるって本当に幸せなことだと思うぞ。光田先生、たまには長崎に帰ってきてください。

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