2008年01月27日

出井伸之

変化というのは、質量が「軽い」領域からまず起こってくるというのが私の持論です。一番軽い「お金」を扱う金融業界が変わり、次に映画や音楽といったコンテンツがインターネットを通じてビットで行き来する、知的情報産業が変化の荒波にさらされた。その次は比較的質量の軽いエレクトロニクス産業で、自動車や重電などの産業のスピードと比べるとはるかに速いスピードで産業構造の再編を迫られています。
-[1937-] 東京出身のソニー元会長 出井伸之2004年1月の発言-

これ出井伸之氏のちょうど4年前の発言なんだ。当時はソニー会長だったけど、今はストリンガー会長に譲って、別の会社を立ち上げられている。ソニーという会社の現状を述べるだけの知識と見識もないんだけど、氏の言っていることはよく理解できる。これで言うと、販売業、サービス業も「軽い」業種だよね。ネットショップやオークションがあっという間に当たり前の購入方法となり、バイカー修ちゃんのビジネスホテル業もいまやネット予約がほとんどなんですね。すべての業種が「サービス業化」するってことはIT化の波は避けられないってことだよね。理解できないからって逃げちゃいけない。液晶テレビの仕組みなんて誰も知らないけど、みんな見てるでしょ?変化がおきると仕組みが変わるだけじゃない。「価値観」も変わり「常識」も変わる。ここまでは誰でもいうんだけど、じゃあどういう風に変わるのか?ってのは誰も答えない。わからないから答えない。いや、なんとなくわかっているんだけど怖くて言えないというのが本音かな?情報がビット化されて数値化されていくと、「格差」が生まれる。いや、もっと正確に言うと格差を生みだすんだ。人間は本来格差を求めるものなんだ。人間は本来動物だから生存本能がある。これに情報の勝手な解釈が生じて都合のいいイデオロギーを生み出す。「無責任な主張」がイデオロギーの本質だから、これから社会は世界的に「平和と平等」とは対極的な方向に動き出すだろうと思うぞ。情報そのものにはなんの意味もない。そこに悪質な意図をもって洗脳する情報ツールがインターネットかもしれない。このツールは1%の発信者と99%の従属者を生んで、「考えない人々」をつくっていく。まあそういう面があるということは知っておいた方がいいだろうな。インターネットにばら色の未来と暗黒の未来を唱える人がいるけど、どちらもあわせもった危険な情報操作ツールだろう。

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