オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。
死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。
そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのかあなたは知らないでしょう。
どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。
-[1979-] 日系4世のカナダ人環境活動家 セヴァン・カリス=スズキ 1992年リオ環境サミットでのスピーチ-
このリオでの環境サミットで若干12歳の少女、セヴァンちゃんのこの演説は衝撃的でした。
皆さん見たことありますか?各国の代表が聞いている中、彼女は渾身(こんしん)の演説をします。
本会議が終わったあとの休息時間に行ったとのことで、本来はプログラムには入っていなかったそうです。
最初は微笑ましく、もしくは眠そうに聞いていた人々も、だんだん顔色が変わってくるんですねえ。
この演説をバイカー修ちゃんは、当時同じ年の中一の息子とビデオで見ました。
まさしく「衝撃」だったようで、無言だったですね。
このセヴァンちゃんは日系4世だそうですけど、あまり日本人には見えない子供だったな。
彼女のあまりの聡明さに絶句しそうになったのは愚息だけではなかったぞ。
涙している人もいたし、終了したときは総立ちで拍手喝采だ。
こんな子供でも不思議に思うことを、各国のアタマのいいインテリ学者やエコノミスト、官僚や政治家たちは相変わらず「欲」に突っ走っているわけだ。
46億年かけて地球がはぐくんだこの宝物のエキスをこの人類はたった200年で浪費しようとしているんだ。
地球にこれまで生きてきたすべての生物と、一千億の人類の遺産をこの60億の現代人は破壊しようとしているのは事実だと思うぞ。
「進化」とはなんだろう?
人間に「物欲」は切り離せないものなのか?それそのものが進化のエネルギーや動機だとすれば人類に未来はないよな。
セヴァンはエール大に進み、環境学者になったそうだ。
人類に彼女のような人がいることだけでも救いかな。



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