私は夢想家だといわれた。
その夢想家がいなければドイツはどうなっていたか、私は未来を信じた。至上の国ドイツが復活を信じたのだ。
それは狂気だといわれた。国力の回復を信じた私を経済の復帰を信じた私を人は狂気だといったのだ。
だが私こそが正しかった。私は今後も正しくあるであろう。
-[1889-1945] ドイツ第三帝国総統 アドルフ・ヒトラー「わが闘争」より-
なんか「わが闘争」なんて書いたら、抗議メールがいっぱいきそうだなあ。
だってこの本、本国ドイツではいまだ発禁だからね。(知ってました?)
バイカー修ちゃんは、大学時代に「権威主義社会下の大衆心理」ってゼミをとっていたんだ。
人気がなくってたった3人しかいないゼミだった。
その教授が超変人で、友人から「あの●×教授のゼミなんかとったら留年まちがいなしだぞ」なんて言われてビビっちゃった。
でもこのときに、参考書として「わが闘争」を読んだんだ。
じつに難解でわけのわからない狂人の書って感じだったな。今読むと違うんだろうけど。
でも恐るべき独善的考えの本だった。なぜこんな本が大衆にうけたんだろう?
おそらく理解できなかったのは、根底となる常識の違いだろうな。
徹底した差別主義。「梅毒患者」などと口汚くののしる異様さについていくのは大変だ。
でもなんでも悪い面があればよい面もある。
ヒトラーだってよいこともやっている。
半世紀もすぎ、「ヒトラー最後の12日間」なんて非常に冷静な映画がドイツでつくられるところをみると、この悪魔の独裁者もいよいよ「人間」として分析される段階に入ったんだろう。
まあ、プロパガンダなんてまともに信じちゃだめでしょう。
毛沢東主席なんか偉大な指導者って立場からヒトラーを上回る「悪魔性」が暴露されだしたでしょ?
冷静に見てみよう。ヒトラーが政権をとるころのドイツは、第一次大戦に敗戦し、一兆倍!!を超えるハイパーインフレの真っ只中で、モラルは破壊されまさしく地獄のような状態だった。
いくら敗戦国とはいえ、アメリカの寛大な戦後政策しか知らない国とは違うのだ。
ドイツ国民のフランスなどに対する怒りのエネルギーはブラックホール状態となり、それを一気に開放した男がこのヒトラー総統だ。
結果人類史上最悪の戦争のトップ2はどちらもドイツ人が加害者になっちゃった。これこそ悲劇ですなあ。
しかし!今のユーロ圏の中心はフランス人には悪いけどやっぱりドイツだ。
フランスってば・・もう・・ナポレオンの栄光は無理みたい。
ドイツ人ってやっぱりすごい国民だよねえ。



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