司馬遼太郎

最終的には、このつまり百姓国家がもったこっけいなほどに楽天的な連中が、ヨーロッパにおけるもっともふるい大国の一つと対決し、どのようにふるまったかということを書こうと思っている。楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、前のみ見つめながらあるく。のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶(いちだ)の白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。
-[1923-1996] 作家 司馬遼太郎「坂の上の雲」あとがきより-

な、なんと「坂の上の雲」がNHKのスペシャルドラマとして2009年秋から2010年にかけて、全13話で放送されるんだってね!これは「坂の上の雲」フリークのバイカー修ちゃんとしてはうれしいかぎりだぞ。まあ・・「バイカー修ちゃん今日の一言」を読んでくれてる読者の諸君はこの話がどういう話なのかは知っていると思うが・・エッヘン!知らない人もいると思うのでちょっと紹介。これは幕末から明治に変わるころ愛媛県で生まれた3人の男が成長し、二人の兄弟は軍人秋山兄弟として日露戦争に、もう一人は正岡子規として文人に大成していく過程で、日本がみごとに近代国家と育っていくさまを描いた大河小説だ。あまりの話のスケールの壮大さになかなか映像化できなかったのだ。秋山真之(さねゆき)に本木雅弘さん、兄の秋山好古(よしふる)に最近結婚した阿部寛さん。イケメンの二人だが、ホンモノの秋山兄弟もすさまじく日本人離れしたイケメンだったからこのキャスティングは妥当だと思うぞ。そして・・正岡子規が香川照之さん。これは子規がまあ・・その・・妥当でしょう!しかし、なぜ今「坂の上の雲」か?目標を無くした日本人に目を醒ませ!との政治的な意図が見え隠れしないでもないな・・。まあ、いいじゃん。どーせろくでもないドラマばかりの民放だし、国民は骨太のドラマを期待しているのだ。今の子どもたちは、日本がかつてロシアや中国やアメリカとガチンコで戦争したなんて信じられないんじゃないかと思うぞ。日本人よ子どもたちのために目を醒まそう!

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