2007年11月02日

F・スコット・フィッツジェラルド

「ひとを批判したいような気持ちが起きた場合にはだな」 と父は言うのである。「この世の中の人がみんなおまえと同じように恵まれているわけではないということを、ちょっと思いだしてみるのだ」
-[1896-1940] 米国の小説家 F・スコット・フィッツジェラルド1925年作「華麗なるギャツビー」より-

じつはバイカー修ちゃんが読んだこの物語は野崎孝氏訳の古いもので「偉大なギャツビー」となっていた。今はあの村上春樹氏が新しく訳した「グレート・ギャツビー」に統一されているようだね。ちなみにロバート・レッドフォードの同名の映画もよかったなあ・・。このセリフは冒頭にでてくるんだ。主人公ニックが父を回想するシーンだね。正直、大学生の頃これを読み、映画を見たんだけど、最初はよくわからなかった。アメリカの上流階級にピンとこなかったんだな。しかし、貧しいギャツビーが愛するデイジー(ミア・ファローだったな。この人がまた当時は理解できなかった・・)、彼女は今では大富豪の奥様だ。彼女の愛が忘れられず自分も富豪になっていく・・かなり無理して・・。しかし、この恋は悲劇で終わるんだな。バイカー修ちゃんは過去を引きずる男の栄光と悲劇ってカンジだったな。でもこの物語が好きだって男は多い!村上春樹、ロバート・レッドフォード、ビル・ゲイツもそうだったかな?みんな共通してないかい?そう・・強烈な上昇志向の持ち主だってことだ。みんなジェイ・ギャツビーに自分を見ているんだ。アメリカ人はみな上流階級になりたい症候群みたいなものがあって、日本人も同様な考えの人が多いと思うぞ。富と名声を手に入れて、そして女性でオチがつく・・ってパターンの転落人生のいかに多いことか・・。おそらくあと1000年たって人類がまだいたら、このパターンの物語はまだ健在だろうと思うぞ。

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コメント

Roslynさん、バイカー修です。
すごく深い気づきとコメントありがとうございます。Roslynさんの言うとおり、僕らはねフィッツジェラルドの
「華麗なるギャツビー」を読んでいるんじゃないんだ。
訳者の創作を読んでいるんだよ。Roslynさんわかるよね?
文学は、書いたものの心をくみ取るには言葉という壁がいかに大きいものかを感じられるのかということが大きな悩みなのさ。日本の訳者は層が薄いのだ。はっきりいうけど。
インテリの連中は経験が足りないだろ?だから学者の訳者の翻訳小説はくだらなくなるんだな。
僕はたぶんフィッツジェラルドのギャツビーに最も近いのは村上訳だと思ってる。読んではないけどさ。
Roslynさんの青春がどんな青春だかバイカー修はわからない。
でもさ、あなたが今母となり、モラトリアム的な苦悩を抱えていることは感じるんだよな。
なにを「バイカー修ちゃん今日の一言」に求めるんだろう?
このコメントを通じて語り合おうよ。くまさんやPeace4Uさんやタクシーママの意見も聞きたいし。

  • バイカー修
  • 2007年11月11日 00:07

修ちゃん、今日もお仕事お疲れ様です。
このコラムを読んでから、先日実家に行った際、本棚に20年以上、眠っていた早川書房の「華麗なるギャツビー」(橋本福夫訳)を持ち帰りました。
「華麗なるギャツビー」は、高校時代に鑑賞した映画で、私が洋画が好きになるきっかけとなった映画でもあります。その頃は、映画を鑑賞した後に小説を読むというスタイルの読書が多くて、本棚には、「ベニスに死す」や「ブリキの太鼓」、「スティング」「大統領の陰謀」など、未だに並んでいます。しばし実家の自分の部屋で高校時代にタイムスリップしていました。
橋本氏の訳は「世の中の全ての人間が自分と同じような有利な条件のもとに育ってきたとは限らないのだということを、想い起すことだよ。」とありました。
人間は貪欲な生き物です。他人を批判したり、中傷したりという行為は、人々がせわしく動き回っているこの世の中で、日常的に行われている事だと思います。ストレス社会といわれている現在、言うなとは完全否定はできないと思うのです。(吐き出さないと自分がおかしくなるだろうから・・・・)要は、言った後に自分がどうそれを振り返るかが問題だと思います。私にとって、修ちゃんのコラムは、自分を見つめなおす機会を与えてくれる源となっています。
読書の秋です・・・・・・あの本も、この本も読みたいと欲望のかたまりみたいな私は、今「華麗なるギャツビー」も読み返し始め、読みかけの本が4冊あります。(笑)

  • Roslyn
  • 2007年11月09日 17:55

くまさん、おひさしぶりです!
くまさんがこないと寂しいですよ・・。
人間ってみんな批判するんですよ。他人を。
僕はね、この「父」もそうしてきたと思うんだ。
ある年齢を迎えないとこうは言えないと思うぞ。
僕らはまだまだ発展途上。
人を批判し、・・・そして自分を認めない。
人を批判する人は自分も認められないと思うんだ。他人は自分の鏡でしょう?
だから人を批判しちゃいけないんだよね。

  • バイカー修
  • 2007年11月08日 06:34

修ちゃんこんばんは 
え−っと、このグレートギャツビーはまだ読んだことがありませんが、今日の一言はすごい一言ですね。
初めてこの言葉を読んでからのこの一週間に、何度この言葉を思い出し、自分を戒めてきたことか。

私って批判癖があったのね・・・っと気づかされ、ハッとさせられる事たびたびでした。
「自己に厳しく他に暖かく」生きて行きたいものです。

  • くま
  • 2007年11月08日 01:54

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