2007年11月01日
ダニエル・キイス
ひとがわらたり友だちがなくてもきげんをわりくしないでください。ひとにわらわせておけば友だちをつくるのはかんたんです。
-[1927-] 米国の小説家 ダニエル・キイス1959年作、66年長編作「アルジャーノンに花束を」より-
バイカー修ちゃんが何度も何度も読んだ小説です。感動したというより深く考えさせられた話でした。みなさんあらすじは知ってますか?知恵遅れの不幸なチャーリー。でもけなげに暮らしている。まわりはみんないい人だ。あるひょんなことから知能障害から回復できる手術の臨床実験者となる。すると・・彼はIQ185の「天才」になってしまう。読めなかった字が今ではドイツ語で論文も書ける。世界が変わった!友達は最初にこの手術を受けたハツカネズミの「アルジャーノン」彼も天才だ。しかし、チャーリーはこれまで知らなかった不幸を知る。親に捨てられたこと。自分が今までバカにされて生きてきたこと。いいように利用されていたこと。頭がよくなると周りといざこざを起こしてしまう。ついに自分を手術してくれた教授とも・・。だんだん孤立するチャーリー。こんなことは経験したこともなかった。ある日・・「アルジャーノン」の様子がおかしいことに気づく・・。この手術で知能がよくなるのはほんの一時的でしかなかったことを知る・・。悲しすぎます。そしてテーマが深いです。この知能が元に戻っていく悲しみと恐怖が、僕にとってこの小説は衝撃でした。これに触発された話は思えばけっこうありました。手塚治虫にもあったなあ。でも頭がよくなると知りたくないことまで知らなきゃならない。喜びも増えるが苦しみも増える。この小説は知能が急激によくなっても、性格・人格がそれにともなうには時間がかかることにもふれている。みなさん、ぜひ読んでくださいね。
- by 社長ブログ・バイカー修ちゃん
- at 06:26
コメント
くまさん、バイカー修です。
日本語の「考える」っていう言葉は、僕らが思っている「相手を分析する」って意味じゃないんだよね。
相手と付き合うことなんだそうです。だから、話をし交流することを言うんだそうです。
愛情の伴わない分析をする「知恵」なんて百害あて一利なしかもしれないね。
チャーリーの言葉はそれを教えてくれると思います。
こんばんは くまです。昨夜遅く この本を読み終わりました。
最後の数ページを読んでいるときは文字がぼやけて、何度も涙を拭かなければなりませんでした。
読んでいる間いろいろ考えましたが、今私はこのラストに、少しホッとしています。
(この先年老いて自分が行く道なのかとも思います。)
「人間的な愛情の裏打ちのない知能や教育なんて何の値打ちも無い」・・・チャーリーの言葉ですが、本当にそう思います。
けんいちろうさん、いらっしゃい!バイカー修です。
「アルジャーノン病」にかかった経験があるんですね!本当にこの本の読後は複雑ですよね。
下のtakatosiさんが指摘してるロバート・デ・ニーロの映画というのは「レナードの朝」という映画です。これは長年昏睡(こんすい)状態にあったレナードが新しい治療の実験で目覚め、そして再び昏睡に戻ってゆくという「アルジャーノン」にそっくりな話なんですが、こちらは実話を元にしています。
でも、このお話は本当に心に響きました。けんいちろうさん、いい本に出合えてヒムロに感謝ですね!
すみません。コメントを入れる前に投稿ボタンを押してしまいました。
私がこの小説を読んだのは大学生の頃です。(きっかけは歌手の氷室京介がアルバムのタイトルに引用していたためですが・・)しかし、正直読み終わった時に、喜びと悲しみと驚きがありました。今の人生観においても大変大きく影響を受けた本です。
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takatosiクン、バイカー修です。
この前はありがとう。何回も聞いてると飽きるでしょ?
でも、自分の中ではいつも新鮮なんです。できていることを話しているんじゃない。
できていないことを話しているんですよね。
takatosiクンも大志をいだく若者だもの。
いつでもいいよ。話をしよう!
名刺交換会ではお疲れ様でした
講演を数回お聞きしていますが毎回ブラッシュアップされているように感じましたよ
もう少し考えが固まったらまた相談させてください
ちなみに私は映画でこの原作を知りました
映画はロバート・デ・ニーロが最高です