2007年09月07日
ウィンストン・チャーチル
ウェイガン将軍が『フランスの戦い』と呼んだものは、終わった。やがて『イギリスの戦い』が始まる。キリスト教文明の存続は、この戦いにかかっている。我々英国民の生活、社会、そして大英帝国の存続も、この戦いにかかっている。敵の全勢力と全士気が、やがて我々に向けられよう。ヒトラーは知っている。この島において我々を倒さない限り、この戦争に敗北するしかないことを。我々が勝てばヨーロッパは解放され、世界は太陽の輝く高台に移ることができる。もし我々が負ければ、アメリカ合衆国を含む全世界、そして我々が知り、大切にしてきた全てが、ねじ曲がった科学の光により長引かせられた新しい暗黒時代に入いるであろう。よって我々は全力を尽くし、1000年のちに大英帝国の人々にもこう言わせたいものである。「これが彼等の最良の時だった」と。
-[1874-1965] 英国の元首相サー・ウィンストン・レオナルド・スペンサー=チャーチル1940年6月18日下院演説より-
これは英国最大の危機。おそらく英国の歴史上最大の危機だったであろう『イギリスの戦い(The Battle of Britain) 』の演説です。ヒトラーの2,500機に及ぶ世界最強・無敗の「ルフトヴァッフェ(ドイツ空軍)」がイギリス本土に襲いかかり、わずか600機のRAF(イギリス空軍)で本土を死守し奇跡的防衛に成功。つまり、第二次世界大戦を勝利に結びつけたイギリスの栄光の歴史のターニングポイントとなった演説です。こういう演説に、「余は今歴史を創っているのだ」という気概が感じられると思うぞ。「1000年のちに大英帝国の人々にもこう言わせたいものである。「これが彼等の最良の時だった」と」なんて言えないぞ。「創りあげたい日本がある」なんて抽象的すぎる。チャーチルの演説に「美しい国」を感じるが、日本の首相の話を聞いてると不安になるばかりだ。当時からイギリスはマスコミの内閣たたきがあってチャーチルなんかケチョンケチョンだった。かえってヒトラーと融和したビビリのチェンバレン前首相のほうがマスコミ受けしてたのだ。今の日本の政治家の演説はかるいね。たぶん歴史を知らないんだ彼らは。イマドキの二世議員はやれMBAだの経済だの実用的な学科がはやりだもん。そりゃそうだ。優秀な人材は民間企業にいくわな。いまどき政治家になるなんてマトモじゃないと思うぞ。しかしこの危機の中に本当の政治家がでてくると他力本願にバイカー修ちゃんは思うのでした。しかし・・チャーチルの演説はすばらしい。
- by 九州教具(株)
- at 09:25
コメント
そうだよね。くまさん!
組織の大小は関係ないんですよね。
リーダーは気概です。でも危機のときしか偉大なリーダーってでてこないんですよ。
だって、危機じゃないときはこういう人は表に出たくないって思っている人が多い。
・・で危機のときはひっぱりだされるんだ。
まあ、本当にモテる人はでしゃばらないでしょ?
ちょっと違うかな?
そうですよね〜。
リーダーの気概は大切です。
時に、計算よりも数よりも リーダーが伝える熱意のほうが 力を発揮するんですよね。
私達の日常ではよく感じられることですが、国家対国家なんて大きな対立の場でも そうなんですね。
やっぱりリーダーは 苦しいときこそ顔を上げていないとね。