これでことは簡単になる、戦争は結局われわれが勝つと確信し、その夜は神に感謝しながら熟睡した。
-[1874-1965] 英国の元首相 ウィンストン・チャーチル『回顧録』より日本の真珠湾攻撃の報に接して-
最近はムッソリーニや近代の歴史の大物たちの言葉が多くて、女性にはちょっとかたいかな?
でもこの人たちの動きが現代世界をつくっているんだから知っとくことはいいことだと思うぞ。
とくにチャーチルは名言の宝庫だし、英国の格調高いウィットのきいた名言を学びたい人にはかっこうの材料だ。
でもこの『回顧録』あらためて読むと、いかに当時の英国が世界を見ていたかがよくわかっておもしろい。
今日の言葉は日本参戦、つまり真珠湾攻撃の報を聞いたチャーチルの感想だ。
アメリカの参戦を影で画策していた英国はまんまと日本がそれにのり、中立主義を決め込んで参戦しないアメリカを覚醒させてしまった。
この当時の1941年12月は、ドイツはロシア戦線で冬将軍にみまわれはやくも怪しい雰囲気になっていたときだ・・とはいえ、いまだドイツは強大で、英国も風前のともし火。
ロシア(旧ソ連)もどうやったらこんなに被害がでるの?っていう状態だった。
もうユーラシアはヒトラーのものになる寸前だった。
ちょっと前までチャーチル自身も一時はヒトラーと手を結んで(!!)共産主義ソ連と戦うべきかなんて考えていたんだ。
歴史ってすごいですねえ・・・。
しかし、アメリカは目を覚ましてしまった。
これでこの戦争は勝利したかもしれないが、戦後、世界の覇権は英国から(パックス・ブリタニカ)アメリカに(パックス・アメリカーナ)移っていくのでした。
また、熟睡できたチャーチルは日本をなめきって虎の子の戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」と「レパルス」を太平洋に派遣するも、これをあっさり日本の航空攻撃で撃沈され、「生涯で最悪の日」を迎えるのでした。



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