2006年11月24日
国木田独歩
実行せざる思い付きは空想と称し、また妄想と称す。
-[1871-1908] 小説家・詩人 国木田独歩の言葉-
国木田独歩ってさ。まったくなじみのない作家だよねえ。でもさ、高校生の頃にね。「武蔵野」っていう小説を読んだのだ。その中にね「昔の武蔵野は萱原(かやはら)のはてなき光景をもって絶類の美を鳴らしていたようにいい伝えてあるが、今の武蔵野は林である。」って一節があるんだよ。この小説は原題がね「今の武蔵野」って題らしかったんだけど、その後「武蔵野」って変わったのだ。今の武蔵野は住宅地だよ。太平洋戦争の末期の頃は、武蔵野もまだ田舎だったんだろう。中島飛行機の発動機(エンジンだな)工場があったために、ボーイングB29の大空襲を受けて甚大な被害をだしている。まさか独歩は「武蔵野」を書いた半世紀後に、この叙情的な武蔵野の林が、焼け野原になろうとは誰が想像するだろう。独歩はこの時代の作家がよく患う、肺結核に冒され、たった36歳でこの世を去ってしまうのだ。「実行せざる思い付きは空想と称し、また妄想と称す」とはたぶん道半ばにて自分の生涯を悟った独歩自らに言った言葉だと信じたいなあ。しかし、長生きして、焼け野原の「武蔵野」を見ずにすんだのは、幸運かもしれないなあ。
- by 九州教具(株)
- at 09:10
コメント
くまさん、確かにあるよね。
もう毎日何やっているのかわからないことがしょっちゅうです。
もうすぐバイカー修ちゃんも決算なので、来期のことで頭はいっぱい。そして今期の数字についてもね!
修ちゃん こんばんは
感傷的的に・・なっていましたね。(似合わない〜)
6月は自分にとって なぜか集中的に
いろんな出来事が凝縮されて起こり、
いろいろ考える様にできているみたいです。
1年の中にそういう季節ってありませんか。
その結果が、”少しでもましな自分”でありたいと私も思います。
くまさん、今日は感傷的だね。
人間ってさ、思ったように動けなくて悩むもんだよね。
でも、悩むから進歩があるんじゃないのかなあ。
また、どれだけ動いてもその悩みはもっと大きくなるんじゃないかとおもうよ!動けがまたそこから新たな欲求が生まれるからさ。
こんにちは
相変わらず 動けない自分をかみしめつつ生きています。
後悔と妄想でいっぱいになりつつ、
言い訳ばかりしてないで、頭を空っぽにできたらいいのに。
誰かに 叱ってほしい。そんな心境で 今日はこの一言を読みました。
・・・な〜んて、甘えたこと言ってないで、自分の行動は自分で変えて行かなきゃね!
くまさん、バイカー修です。
これは自分自身がねー、いつも実行できないから。
自分へのいましめなんだよ。
くまさんと、顔つき合わせてこんな話をすると盛り上がるだろうなあ。
”動ける人”って愛情深い人かもしれない。
例えば、子供に万が一のことがあったらものすごいエネルギーで
行動するだろうしね。
くまさんにもその激しい衝動はあるんだよね。
僕もたぶんあると思うよ。
こんばんは くまです
実行せざる思い付きは・・・かぁ。これは、私にとってはこの間の茨木のり子さんの言葉よりも、かなり痛いかな。
思うばかりで、何かと言い訳を作っては動かずにいて、逃した機会のいかに多かったことか・・・。
せっかく5歳若返ったことだし、 ”動ける人” になりたいと思うょ。空想や、妄想からは後悔しか生まないしね。
『武蔵野』は、確か現国の教科書でお見かけしたような・・・でも中身はまるで思い出せなったです。ただ寒そうな林の風景が目に浮かぶばかりでした・・・面目ない(笑)。