2006年11月15日
パール・バック
秩序とは美が必要とする枠である。
-[1892-1973] 米国のノーベル文学賞受賞女流小説家 パール・サイデンストリッカー・バックの言葉-
パール・バックはアメリカ人ですが、宣教師の父といっしょに中国で育った方です。ノーベル文学賞を取るくらいの人ですから聡明なのはあたりまえ。「大地」が有名ですよね。映画にもなりましたが、本のほうがずっといいです。アメリカ人が撮った中国の映画ですからねえ・・・。この小説にも描かれているんですが、少々知恵遅れのような娘さんがでてくるんですよ。物語のキーワードにもなるんですけど、実はパール・バックには重い自閉症の娘さんがいるんですね。彼女はこの娘さんのことで離婚も経験しているんですね。大変な苦労をされたようです。そりゃそうだよね。今から50年も前の話だからね。彼女は自分の目で貧しい中国の民を見て、見下すのでもなく美化もせず、人間を直視して「大地」を書いた。バイカー修ちゃんはたまに「大地」を読み返します。これには今の日本人も深く考えなければならないことが書いてあるんだ。主人公、王龍とその妻は苦労に苦労を重ねて枯れた大地を耕し、ささやかな幸せを得る。でもねこの余裕が王龍を堕落させる。あとは読んでのお楽しみ。彼女は、この物語の中に、生きるには守るべき秩序があるということを書いている。そして、彼女の最愛の娘は人の加護がないと生きてゆけない。今の教育はどうだろう?「秩序とは美が必要とする枠である」ってことを自由を盾にすっとばかしていないかい?みんなどう考える?
- by 九州教具(株)
- at 08:12
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