シェイクスピア「ヘンリーⅥ世」

人間、悪いことが起こる前には気分が明るくなり、いいことが起こる前には気分が重くなるものだ。
-[1564-1616] 英国の劇作家・詩人 ウィリアム・シェイクスピア「ヘンリーⅥ世」第2部の台詞-

またまたシェイクスピアです。特に「ヘンリーⅥ世」(Ⅵは6だよ。)は紹介が多いなあ。この話は何代も続く王族の悲劇だけど、人をだまして、おとしいれて、裏切って、毒をもって、女性がからんでという英国流なんでもありのお話だから、ヘンリーⅥ世は、人生の大半を気分が重くなって暮らしているのだ。英国流の暗さはこんな人生から漂ってくるんだろうな。英国にくらべたら日本はもっと明るいイメージがあると思うのはバイカー修ちゃんだけかな?だいたい、悪いことが起こる前には気分が明るくなり、いいことが起こる前には気分が重くなるものだ、なんて考えることが平時は気分が暗い人間の発想だと思うぞ。原文では"Against ill chances men are ever merry. But heaviness foreruns the good event."となっている。しかしこれは考えようにもよるな。気分が基本的にくらーい人もなかにはいるだろ?そんな人はこのせりふを覚えとくといいよ!いいことがある前兆だから。でもあまり気分が暗いと、「いいこと」をいいことに感じずにそのままスルーしちゃったりするから要注意だね。なんでも気分も持ちようだ。これを「可能思考的」というんだよ。世の中にはヘレン・ケラー女史のように、「三重苦に生まれて本当によかった」という人もいるんだから。この意味はとっても深いよね。彼女に比べれば、ほとんどの人は幸せだ。ヘンリーⅥ世とくらべてもね。王に生まれたばっかりに不幸を背負う人だっているんだから。

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