愛とは、自分よりも自分の動物的な自我よりも、人を優れたものとして認める心である。
-[1906-55] 小説家 坂口安吾の言葉-
愛っていうテーマを語るほど愛について深い体験をしたとは言えないよなあ。でも、多分愛って待っていてもこないものだとは思う。与えて、そして帰ってくるものだとは思うぞ。つい最近、ある女性をカウンセリングのような形でお話したんです。僕と、もう一人男性がいて三人で話したんだ。この女性はとても可愛い素直な人だった。そして「愛情が欲しい」って悩みなんだ。僕らは男性どうし顔を見合わせて驚いた。「あなたくらいの人ならたぶん周りにいろんな男性がいて、あなたに思いを寄せている人がいますよ」と言ったら「そんな人いません・・」って言うんだ。あきらかにいないんじゃなくて、自分が潜在的に拒否しているんだね。最後はわかってもらえたけど、信じられない様子だった。いかに自分の固定観念っていうのが大きいものかがよくわかったよ。あんなに素直で可愛い女性でも「誰も私を愛してくれないし、私は孤独だ」症候群に陥るんだ。とても不思議な気がしたな。こういう人って男女問わずすごく多いと思うよ。同じ日にある既婚男性もカウンセリングしたんだけど、この男性も自分は無価値だと言っていた。「無価値なあなたを奥様は愛したんですか」って尋ねたら、はっとされていた。人間無価値なはずないでしょう。誰がそんなこと言ったんでしょう?それは自分自身です。人間の固定観念って本当に恐ろしい。みんな愛を待っている。与えたらすぐ帰ってくるのにねえ。



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