シェイクスピア「ヘンリーⅥ世」

疑わしい人物を一人殺すと、一層疑わしい人物が二人生まれる。
-[1564-1616] 英国の劇作家・詩人 ウィリアム・シェイクスピア「ヘンリーⅥ世」第3部の台詞-

これよくわかるんだ。感覚として。原文ではね"For he hath found to end one doubt by death revives two greater in the heirs of life."となっている。ちょっとまわりくどい言い方だけど、ほぼ直訳だ。なんかシェイクスピアにはよくこんな言い回しがでてくるんだ。「オセロ」第5幕第2場ではデズデモーナがオセロに殺される時の叫びが「殺すなら明日にして、今夜は許して!」だし、「リチャードⅢ世」では最期に狂ったリチャードⅢ世が叫ぶ言葉が「馬をくれ!馬を。馬をくれたものには国を与えるぞ」だ。バイカー修ちゃんはシェイクスピアおたくだなあ。でもね。英国人には強烈な人間不信があるように感じる。子供が「ハリー・ポッター」を読んでて、「スネイプ先生は悪人でダンブルドアを殺したんだけど、でも悪人ではないかもしれない・・」なんて、英国特有の誰が正しくて、誰が悪人なのかわからない症候群に陥っている。子供の小説からしてこうなのだ。やはりイングランド人は大陸からブリテン島に渡ってスコットランド人やアイルランド人を謀略と殺戮でめちゃくちゃにやってる原罪があるんだろうなあ。あの狡猾さと、一見紳士面しているところが腹黒そう。あーあまた、こんなこというと英国フリークから文句言われるなあ。でもね。バイカー修ちゃんは英国好きなんだよ!本当だよ。だってシェイクスピアや、チャーチルなんかよく引用するでしょ?英国人は人をしいたげてきただけに、よく人間というものの裏も表も知っているよね。ファンのくまさんもそう思わない?

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