シェイクスピア「ヘンリーⅥ世」

人の一生はいわばそれぞれの歴史物語であって、そこには過ぎ去った時々の得失が描き出されております。

それを読みとりさえすれば、未だ日の目を見てはおらず種の形でやっと命を持ち始めたばかりの将来の事態を、そう的をはずさずに予言することは誰にでも出来ることです。

それは「時」があたため、やがて孵化らせて雛にするものなのですから。
-[1564-1616] 英国の劇作家・詩人 ウィリアム・シェイクスピア「ヘンリーⅥ世」第3部の台詞-

この悲劇の王ヘンリーⅥ世(英国流のローマ数字はわかりにくい。6世のことだよね)

バイカー修ちゃんはイギリスの歴史はあまり知らないんだけど、この王は英仏100年戦争の時の王だよね。

あのジャンヌ・ダルクが火あぶりになったときの。

しかし英国の王族の歴史は本当に血塗られたすさまじい権力闘争の歴史ですなあ。

このヘンリーⅥ世も悲劇的な最期をとげるんだけど、例によって王妃が独断で大暴れする。

英国の女って強いんだもんね。

いまだにこの小さな英国は、スコットランドやアイルランドと中があまりよろしくない・・いや悪い。

イングランド人の語源は「アングロ人の土地」って意味だから、この種族アングロサクソン人は大陸から来た人たちで、土着のスコットランド人やアイルランド人とは違うんだな。

でも今じゃグレートブリテン(大英帝国)=イングランドみたいに使われている。

これも彼らにとっては面白くないんだろうな。

さすがに日本は、いくら幕末の内戦したからって、岩手県の人と鹿児島県の人が仲が悪いなんて話は聞いたことがない。

こんなゴタゴタした国が20世紀前半まで「世界最大の覇権国」だったなんて信じられないね。

国内のゴタゴタを拡大することで押さえていたのかも知れないな。

フランスとの仲の悪さはいまだにそうみたいだし。

でも過去の遺産で十分メシが食えるイギリスってやっぱりすごいんだ。

この人たちの残酷な歴史が「ジェントルマン」なんて概念を生んだんだろう。

そうじゃなきゃただの血に狂った征服者だもんな。

まあ、それが本質に近かったりして。

月別 アーカイブ