小事にあくせくするものは大事ならず。
ひとたび着手せし事業は必ず成功を期せ。
決して投機的な事業を企(くわだ)つなかれ。
国家的観念を持って全ての事業に当たれ。
‐[1834-85] 土佐(高知県)出身の実業家・三菱財閥創始者 岩崎弥太郎の言葉-
岩崎弥太郎といえば天下の三菱の創始者だよね。
バイカー修ちゃんが彼を「人間」として知ったのは司馬遼太郎の「人斬り以蔵」と「竜馬がゆく」の中に脇役として出てきたのが最初だった。
「人斬り以蔵」では土佐藩士の井上佐一郎を暗殺するときに出てくる。
以蔵といっしょに暗殺に行くのだが、気が進まない岩崎弥太郎はドロンしていなくなっちゃうのだ。
「竜馬がゆく」の中では、終始山賊のような山師のようなえたいの知れない男ででてくる。
まあ小説だから、どこまで信憑性があるのかは別として、この岩崎弥太郎も相当くせのある大物であったのはまちがいない。
その後、政治とくっついて天下の三菱財閥を築いていくのだ。
いまだに三菱といえば日本の軍需産業を代表する会社だってことでもこの岩崎の大物ぶりはわかるよな。
彼は渋沢栄一ともその経営観で仲が悪かったことは有名な話。
「会社は天下の公器」をモットーとする渋沢と蓄財にはげむ「岩崎商店」的な岩崎はそりがあわなかった。
ゼニ儲けに熱心だったのだな、岩崎さんは。
でも日本国の発展に寄与したのは事実だし、今日の一言も立派なもんだ。
渋沢さんは蓄財はできなかったけど、偉人として「一万円札」の人という名誉な役を得ている。
意外と岩崎弥太郎が表に出ないのは、お世辞にも「善玉」にはなれない、そのダークで怪しげな人生が影響してるのはまちがいないだろうなあ。



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