2006年07月21日

シェイクスピア

弱きものよ、汝の名は女なり。
-[1564-1616] 英国の劇作家・詩人 ウィリアム・シェイクスピア「ハムレット」の台詞-

"Frailty, thy name is woman."これが原文です。バイカー修ちゃんはシェイクスピア好きだから、よく引用もするんだけど、この台詞はね、デンマークの王子ハムレットのお母さんの王妃ガートルードが夫(つまりハムレットの実のお父さんね)が亡くなってたった2ヶ月!で再婚しちゃうんですねえ。そしてなんと!この男、前の夫の弟なんです。これは今でもスキャンダラスな事件だと思うぞ。なんせ国王と后(きさき)なんだから。この当時は親近婚はタブーだった。夫と妻は他人だけど、この当時は結婚したら血が混じりあって同一になると信じられていたから、近親婚とみなされていたのだ。そのときのハムレット王子の嘆きの言葉が「弱きものよ、汝の名は女なり」なんですねえ。そしてハムレットは悩む悩む。「生か死か。それが問題だ」なんて言ってノイローゼになっちゃうのだ。なんせ新しい父であり伯父であるクローディアスはデンマーク国王になるために父を殺した犯人そのものなのだ!シェイクスピアはこの人間の心の様相をうまい台詞まわしで本当によく表していると思うぞ。でも現代ではどうだろう。女性は強くなって、男性は弱くなった・・・とはよくいわれるけど、確かにそうだもんな。「弱きものよ、汝の名は男なり」って感じかな。このストーリーは現代でも充分にサスペンスで通用するもの。でも配役を男女入れ替える必要があるかもしれないなあ。

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