2006年06月07日

シェイクスピア

無からは無しか出ぬ。
-[1564-1616] 英国の劇作家・詩人 ウィリアム・シェイクスピア「リア王」より-

リア王の台詞です。バイカー修ちゃんは結構シェイクスピアが好き。この「リア王」は黒澤明の「乱」の原作だ。今でもよくある遺産相続争いがテーマの中心だ。娘三人(「乱」では男だったな)の姉二人はまあぺらぺらと上手にリア親父をくどくのだ。でも三女コーディリアはそれができない。彼女こそ父を愛しているのにこの「リア親父」は心の洞察(どうさつ)が浅くてこれが理解できない。あんたそれでよくリーダーやれるなあ。っと思っていたらやっぱり破滅に向かっちゃう話なのだ。このコーディリアにリア王が言う台詞がこれなんだ。なんのことはない「有」がリア王に見えていない。「無」はリア王自身なのでありました。このあたりシェイクスピアはうまいなあ。ちょっとお話の亡霊や悪魔がよく出てくるところは、まあ・・・この時代だから仕方ないっしょ!(NHKのドラマ、「ハルとナツ」以来小4の娘がよく言うんです)南総里美八犬伝だっておもしろいけど、魑魅魍魎(ちみもうりょう)や玉梓(たまずさ)の怨霊なんかがでてくるからこの時代は一般的キャラとして認知されていたのだろう。しかし、昨今の暗いニュースはまさしく中世ヨーロッパ的親が子を殺しただ、子が親を殺しただ、っていつからこんな陰惨な時代になったんだろ?みんなシェイクスピアでも読んで非道なことには非道な仕打ちが、能無しには能無しが、鬼畜には鬼畜が近寄ることを知るべきだと思うぞ。

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