2006年06月02日

アンリ・マティス

私は事物を描いてはいない。事物間の違いを描くだけだ。
-[1869-1954] フランスの画家 アンリ・マティスの言葉-

深いなあ。バイカー修ちゃんはマティス大好きです。ルノアールなどはあまり趣味ではありません。このコラムでは「あまり」と書いとかないとね・・・。後からね、「ルノアールを冒涜してる!」とか「あなたはまったく美的センスがない」とかいろいろ言われるんですよ。へたに発言すると結構大変。でもマティスはいい。でもって、彼自身のこの言葉。モノよりもモノとモノの間の暗黙知を画像化してるんだな。ゆえにモノそのものは誰にでも見えるモノであるわけだから、そのモノが認識できるまでに単純化、簡素化するってことかな?でもこの簡素化ってのがクセモノで、達観してるかまったく理解してないかでないと簡素化って難しいんだよねえ。でも達観してる人の描いたモノは、きちんと暗黙知が絵の具とキャンパスの中にエネルギーがこもっているので見ると感動する。マティスもそうだしピカソもそう。但しこれがわからない人にとっては単なるヘタな絵にしか見えないところがおもしろいなあ。たいへんなデッサン力を持ちながらバランスを崩して描き、崩したバランスによって、不安や心理的葛藤を表現し、それが見ているものに伝わるとは人間の脳はいったいどうなっているのだ。このような繊細な感性は狂気との境目にしかないような気もするし、芸術的とは精神の危うさと裏腹なのかもしれない。美とははかなさにあるのかもしれないな。

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

コメント入力フォーム

(朝礼ネタ・スピーチに名言コラム〜社長ブログ・今日の一言 にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

フォーム