2006年04月10日

パブロ・ピカソ

太陽を黄色い染みにしてしまう画家もいれば、黄色い染みを太陽にしてしまう者もいる。

-[1881-1973] スペインの画家 20世紀前半の美術界最大の巨匠 パブロ・ピカソの言葉-

人の生き様とはなんなのでしょうか?人間ほど「出来不出来」いわゆる品質管理のいいかげんな動物も少ないんじゃないですかね。対象物に対する認知。太陽は確かに空の真ん中に光っている「黄色い染み」に過ぎない。そこに50億年も核融合を続ける物理学上の神秘を感じてしまうものもいれば、神の力と意志を見て畏怖するものもいる。その感じ方の違いが同じ絵の具をキャンパスに置いただけでその伝わるエネルギーが違うということがおもしろいじゃないですか。その絵の具がある種の記憶装置になるのだろうか?しかしこの「暗黙知」が存在することは間違いないようだ。まだ解明されていないけど。だって人はフランスはラスコーの150世紀も昔の壁画に感嘆し、(またこれがうまいんだよ。絵のうまさに関しては現代人はクロマニヨン人からまったく進歩してないな)衝撃をうけた。15000年もこの単純な壁画にそのエネルギーは保存されてたわけだ。「描いて伝える」すばらしさを理解しこの文章文化が世界的に発展してきたわけだけど、どっかで手段が目的化し、残すべきすばらしいものを見失ってしまいつつあるのが現代かもしれない。経済至上主義なんていい加減なものに「?」がついたときふり返れるのは過去しかない。過去の先人お知恵を知ってその肩の上に立つからこそ未来がみえるのだ。そういう意味じゃちょっと歴史や過去の遺産をないがしろにしすぎたねわが国は。いまこそ、「黄色い染み」にしてはならない。いや「黄色い染み」になりつつあるわが国の歴史文化を「太陽」にしなければならない時だと思うぞ。

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