2006年04月28日
末弘厳太郎(いずたろう)
「法」がむやみと厳重であればあるほど、国民は嘘つきになります。卑屈になります。「暴政は人を皮肉にするものです」。しかし暴政を行いつつある人々は、決して国民の「皮肉」や、「嘘つき」や、「卑屈」を笑うことはできませぬ。なぜならば、それは彼ら自らの招くところであって、国民も又彼らと同様に生命の愛すべきことを知っているのですから。とにかく、「法」がひとたび社会の要求に適合しなくなると、必ずやそこに、「嘘」が効用を発揮し始めます。
-[1888-1951] 社会法学者 末弘厳太郎(いずたろう)「嘘の効用」より-
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