科学における真実とは、より優れた次代の仮説に繋がる現状最も有効な仮説、と定義することができる。
-[1903-89] オーストリアのノーベル賞受賞動物学者 コンラート・ツァハリアス・ローレンツの真実の定義-
コンラート(コンラッドという英語読みの表記が多いな)・ローレンツは鳥がはじめて見たものを親と認識する「刷り込み」の発見者で有名な動物学者です。
この偉大なる科学者が定義した「科学における真実」です。
まあ「科学における」という接頭語をつけなくても十分通用する内容だと思うぞ。
つまり「真実」なるものは言葉の上にしか存在しない。すべては「仮説」なのである・・ト。
うーんなるほど、そういうことか。理解しやすい。
であれば、「真実」を言い争って戦争などを行うというのは愚の骨頂である・・ト。
お互い「仮説」なんだもの。食い違いはあるわな・・・って思うと「自爆テロ」なんか肯定できないはずなんだけど。
ハイイロガンのヒナはローレンツを「刷り込み」で母だと思ったらしい。
これが彼の「刷り込み」発見のきっかけになったという。
人間はハイイロガンを高みから見てるから、ハイイロガンとローレンツが親子でないことはわかるし、ハイイロガンの認識レベルを問うかもしれない。
しかし、人間とてハイイロガンを笑えないぞ。
いかがわしいものにダマされ、いつもないているのは人間だ。
彼の『文明化した人間の八つの大罪』という本のなかでは、「伝統の破壊」を大罪にあげている。
僕ら戦後教育の世代はこれは大罪どころか奨励されていたぞ。
人間はタコやイカのように自分の身体をむさぼって生きているのか?
しかし人間はタコと違って食べた足ははえてこない。
ローレンツはかつて「イカは人工的な飼育ができない唯一の生物」と発言していたが、日本でイカの飼育に成功したことを確認して自説を撤回したという。
われわれはすべて仮説といういい加減なものの上に生きているということを忘れてはならないと思うぞ。



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