死と愛はひとつがいである。死と愛が手を組んで世界を支配している。
-[1856-1939] オーストリアの神経科医 ジグムント・フロイトの「快感原則の彼岸」より-
でましたぞ。フロイト先生の新興宗教的、カルト的発言のひとつですな。このB級宗教本みたいなトコ ロがこの人のおもしろさでもあります。「死と愛が手を組んで世界を支配」しているなんて一応なるほど!と思うぞ。C級恋愛ドラマだって、サスペンスだって いとも簡単に主人公とヒロインは見詰め合うだけで次のシーンではラブシーンにいったり、ストーリーはほとんどご都合主義。意味もなくわめいたり簡単に死ん じゃったり、最近のアメリカ映画なんか自分が「正しい」と思ったらすぐに銃をとって相手を撃ち殺し、最新CGでご丁寧に頭が割れたり血しぶきがとんだりし て最後はめでたしめでたし。おいおいブッシュ大統領そのものじゃないか。あんまり「死」が軽く扱われすぎている。つまり、愛も軽く扱われている。まるでミ ラン・クンデラの「存在の耐えられない軽さ」の世界だ。一方で4万人の死者をだすパキスタンの地震はあるし、こちらはとてつもなく重い運命を背負ってい る。



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