這へ笑へ 二つになるぞ けさからは
-[1763-1827] 江戸後期の俳人 信濃国(長野県)出身 小林一茶長女・里1歳の誕生日(数えで2歳)の句-
晩年で生まれた長女「さと」を一茶はかわいがるんですが・・・、この里も亡くなってしまうんです ね。この人はまことに不遇な人生をおくります。昔は今と違い「死」がつねに隣り合わせにあった時代だよね。子供は生まれてすぐに死ぬ。はやり病ですぐに死 ぬ。飢饉はおきる。戦国の世ではなくなったものの、「腹を斬れ」といわれればやらざるをえない。基本的に神だのみの世界だもんなあ。無常ということが今よ りも身にしみたでしょうね。ゆえに喜びもひとしお。そういう世界観を踏まえてこの句を読んでみるとまた味わいがありますね。



お気に入り・リンク