生命とは四肢の運動に他ならず、その運動の源が内部の中心的な部分にあることを考えれば、全ての「自動機械」[腕時 計のようにぜんまいと歯車によって動く機械装置]は人工的生命を持つと言える。即ち「心臓」とは「ぜんまい」、「神経」は「線」、「間接」は「歯車」のこ とであって、これらのものが全身に、製作者によって意図された運動を与えているに他ならない。
- [1588~1679] 英国の哲学者・政治理論家 トーマス・ホッブスの言葉-
ホッブスは著書「リヴァイアサン」こりゃ350年も前の本ですが、人間は弱く孤独で貧しいがこれが 集団となると生き延びるために永遠に終わらない闘争を繰り返す。それを解決するためにつくりあげた人工生物が「国家」なのだという説を唱えます。うーむ、 時代背景が中世だからといえばそれまでだけど、けっこうするどいよなあ。それを踏まえると、この今日の言葉も意味深く感じるでしょ?ちなみに「リヴァイア サン」とは旧約聖書にでてくる巨大な怪物の名前です。当時の大英帝国はこのように映ったんでしょうな。「ロボコップ」のピーター・ウェラー主演の映画にこ のタイトルがあったなあ。しかしホッブスのこの国家システムを人体に比喩して考えるという発想は独創的だったことはいうまでもない。大学の先生はこのよう な「おもしろさ」を学生に伝えないといかんと思うぞ。哲学に興味がなくなった背景には教える方の器量の狭さによるところ大だとバイカー修ちゃんは考える。



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