いにしえの人いわずや、禍福はあざなえる縄のごとし。人間万事往(い)くとして、塞翁(さいおう)が馬ならぬなし
-[1767-1848] 江戸後期の小説家 滝沢馬琴の言葉-
「南総里見八犬伝」で有名な滝沢馬琴の言葉です。「塞翁が馬」というのは、国境のとりで(塞さい) の近くに住んでいた老人(翁おう)は飼っている馬に逃げられるという不運にあったが、やがてその馬が別のりっぱな馬をつれて帰ってくるという幸運となっ た。ところが、今度はそのりっぱな馬に乗っていた老人の息子が馬から落ちて足の骨を折るという不運になった。人々はその不運を同情したが、やがて今度は戦 争が起こり若い人はみんな兵隊に連れて行かれ、死んでしまったのに、老人の息子は骨折のおかげで戦争に行かずに助かるという幸運となった。このことから、 不運が幸運になったり、幸運が不運になったりするため、人生は予測できないというこの語が出来たとさ。でも馬琴は「塞翁が馬ならぬなし」と言っているから なあ。この人は晩年は奥さんで苦労したらしいから。



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