人間の事件は、生まれる、生きる、死ぬだけだが、生まれる時は気付かず、死ぬ時は苦しみ、生きている時は忘れている。
-[1645-96] フランスのモラリスト ラ・ブリュイエール「人様々」より
生まれたことを恨み、生きることを面倒がり、死ぬことを恐れる。これもまた人間だろうな。ラ・ブ リュイエールのような境地に達している人間はだいたい「死」が近づいている人々であろうな。昨日母と中島敦の山月記のことを話していて「人生は何ごとかを なさぬには余りにも長いが、何事かをなすには余りに短い」(2003-7/11掲載)という小説の中の言葉をあらためて思い出しました。人生の目的目標を 見出した人は幸運だ。たとえ実現できなくても充実感をもてるだろう。でも大部分の人はそうではないようだ。チャンスから逃げ、平安という不安を求め、最後 は後悔する。このようなパターンがおまりに多いように思うぞ。



お気に入り・リンク