フランツ・カフカ

なぜ、人間は血の詰まったただの袋ではないのだろうか?

-[1883-1924] チェコスロバキアの小説家 フランツ・カフカの言葉-

このような表現は多いですよねえ。カフカのもっとも有名な「変身」を読むと彼の病的で繊細な心理が よくわかる。不条理にも朝突然身体が巨大な「毒虫」に変身してしまってる男の悲劇をたんたんと描くのだが・・、ここでも単なる肉のかたまりにすぎない肉体 とはなんなのか?人間は内面が大切と教えるがしかし外見で判断され、美しいものは中身がどうあれ「愛される」この不条理を肉体をばけものにすることで表現 しようとしたカフカ。彼自身も虚弱で肉体的にはコンプレックスを持ち続けていたことはいうまでもないぞ。いかに身分が高く美しくとも一皮向けば「血の詰 まったただの袋」であるはずなのに・・現実はそうではない?いやいやそれは現実ではなくて人間がつくりあげた妄想であり虚構であり現実などというものは存 在しないのである。繰り返されてきた「戦争」や「革命」がまさに現実へと覚醒させる手段であった。それが遠ざかった時代が「平和」とよばれるのだが・・ 「平和」はあまりに虚構に満ち満ちている。カフカの悩みも理解できそうな気がする。

月別 アーカイブ