とりわけ、ロボットや工学有機体やマイクロロボット(DNAなどの微細構造の変更をプログラムできる分子サイズのイ ンテリジェントマシン)はいずれも、危険を増幅する要因を備えている。その要因とは、こうした技術は自己再生が可能であるという点だ。爆弾は一度爆発すれ ばそれで終わりだ。しかし、1台のロボットは増殖できる。そして、すぐにも制御がきかなくなってしまう。
-米国サン・マイクロシステムズ創業者の一人 ビル・ジョイ2001年3月米雑誌「WIRED」での発言-
おおー、昨日に引き続き核心にふれてきましたぞ!ハリウッド製B級SF映画のネタになりそうな話だ ぞ。でもこっちは現実の危険を警鐘しているわけだからハリウッドのようにウィル・スミスとCGロボットの「サニー」が活躍すればめでたしめでたしというわ けにはいかない。さすがにアイザック・アシモフもこのようなマイクロロボットが現実化しようとは思わなかったろう。ターミネーターの世界でもロボットはコ ワいシュワちゃんの顔してます。まあ発想は面白いが貧困さはかくせないな。SFの世界でもこの極小のマイクロロボットに匹敵するのは星そのものが生命で あったというスタニスワフ・レム「ソラリスの陽のもとに」かなあ。これはハリウッドで「ソラリス」というジョージ・クルーニー主演の映画になったが・・・ やっぱりB級SFの域をでない。映画はほとんど原作を超えないし、小説は現実とくらべるとどうしても矮小(わいしょう)だ。このビル・ジョイの不安が荒唐 無稽だとはだれもいえないぞ。


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