正義のみを求めれば、人間誰一人救いにはあずかれまい。
-[1564-1616] 英国の劇作家・詩人 ウィリアム・シェイクスピア「ヴェニスの商人」第四部の台詞‐
That in the course of justice none of us Should see salvation.と書いてございます。
今年一発目のシェイクスピアです。
先日日経新聞にシェイクスピアの「エドワードⅢ世」が初邦訳されたという記事 が載っていましたね。
この作品は彼の作でるという確信がなかったから邦訳されなかったのかな。
しかしヨーロッパ人の猜疑心の強さはすごいですよ。
最近は第二次世界大戦前夜の小国の歴史に興味があってね。
例えばフィンランドとかスウェーデンのスカンジナビアの国やルーマニアやブルガリアなどのバルカンの国々、このあたりはもう自国の主体性なんかより「生き残り」をかけてドイツやソ連、イギリスなんかに翻弄され続け、正確な歴史はソ連の衛星国になったりして 戦後長い間封印されていたんだ。
フィンランドなんかすさまじい抵抗を100倍もの巨大な相手ソ連に行い戦後共産化を免れた例だし、それを見てビビったスウェーデンなんかは、750万しかいない国民総生産の50%以上を軍事と福祉に使う国として強烈なアピールをすることで生き残った。
しかし、チェコ、クロアチア、ルーマニアなんか戦前の栄光がふっとんで悲惨なヨーロッパ最貧国のひとつになっちゃった。
ソ連への抵抗の歴史は封印されていたんだ。
まったく「正義」ってなんなんだろうなと思うぞ。



お気に入り・リンク