立派に死ぬことは難しいことではない。立派に生きることが難しいのだ。
-[1906-77] イタリア出身の映画監督 ロベルト・ロッセリーニ1945年の映画「無防備都市」の神父ドン・ピエトロ台詞‐
「無防備都市」は正真正銘の傑作セミドキュメンタリー映画だと思うぞ。 第二次大戦のイタリアの悲劇はあまり語られることがない。 ある意味徹底抗戦したドイツや日本とは状況が違う。 イタリアは無様にも1943年に降伏した・・・悲劇はここからはじまる。 北部を中心としたナチス・ドイツについたファシスト派と南部の連合軍側についた同じイタリア人同士の戦いとなってしまうのだ。 これは悲惨だぞ。 ムッソリーニはすでに愛人クララ・ベタッチと民衆から逆さづりにされて殺されてしまったし、この同じ民族が引き裂かれて戦うというのは悲劇というしかない。 この過程が「無防備都市」に描かれているのだぞ。 最後に処刑されるドン・ピエトロ神父に同じイタリア兵の放つ弾はみな外れる。 誰も・・・撃てない。撃つことができない。 そのとき「神よ、彼らを許したまえ」と祈る。その次に続くのがこの言葉なんだ。 これを創ったロッセリーニ監督は天才だと思うぞ。 絶世の美女イングリッド・バーグマンが惚れちゃうはずだよなあ。 立派に生きているんだもの。



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