苦労が人間を気高くするというのは、事実に反する。
幸福が、時にはそうすることはあるが、苦労は大抵、人間をけちに意地悪くするものなのだ。
-[1874-1965] 英国の小説家・劇作家・批評家 ウィリアム・サマセット・モーム『月と6ペンス』より-
今、バイカー修ちゃんのベッドの頭の所の台に置かれているのがこの『月と6ペンス』です。
ゴーギャンをモデルにした天才芸術家の孤独がそのストーリーなんですがこれがモームの代表作でしょう。1919年の作品です。
この現実的な言葉はモームそのものなんでしょうなあ。
モームはフランス語がネイティブなんだそうで英国で育ってからも訛りがぬけず足も悪く相当いじめられて暗い青春をおくったようです。
こういう体験がものの見方に粘着的な、えてしてなめまわすようなその集大成としてまるで現実におこったかのような擬似世界を構築し、小説家や俳優となんるんでしょうね。
まあ一種の病気なんだ。
芸術家は。いじけた自分を呪い、空想の物語で発散し納得したいんだろうな。
でもあくまで「擬似」だから納得はできない。
ゆえに創作意欲がどんどんわくんだろうな。
「何が残酷といって、相手を愛しているのに相手からは、愛してもらえない男には、女心ほど残酷なものはない。」
これも『月と6ペンス』の抜粋ですぞ。これも体験からきてるよなあ。



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