岡倉天心

原始時代の人は、その恋人に花輪を捧げることによって、初めて獣性を脱したのである。

-[1862-1913] 東京美術学校長 岡倉天心「茶の本」より-

この「茶の本」とは英文で書かれた本です。

この岡倉天心は幕末に生まれ日本の近代美術の育成、特に横山大観、下村観山などの芸術家を育てた人として有名なのですね。

この「茶の本」の中にあった非常に印象的な文章なので「今日の一言」で紹介します。

いったいどこからが「人間」でどこまでが「動物」なのかは大変難しい問題だとおもいますなあ。

「2001年宇宙の旅」の冒頭の「猿人」が「骨の棍棒」という道具を使ったときが「人間」の始まりなのか?

「クロマニヨン人」のようなまあ体毛がなく外見的に現代人のようになったときなのか?

はたまた天心の言うように「花輪を捧げた」ときなのか?

生物学的見地と哲学的見地の差といえばそれまでですが、人間特有の「愛情」という感覚は、これまた人間特有の「憎悪」と一対であるような気がするぞ。

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